三星が見つけた☆くまもと5ツ星03

イチジクの純米酒コンポート

宇城産のイチジクをコンポートにしました。
熱湯にくぐらせて、氷水にぽとん。


指で表面をやさしくこすって皮をむき、ひと晩シロップに漬け込めばでき上がりです。

一般的にコンポートのシロップにはワインが使われますが、今回は純米酒を使ってみました。
赤酒で有名な川尻の酒造所「瑞鷹」の「熊本城」です。

県産米を全量使用し、仕込みに熊本の地下水と熊本酵母を用いた〝ザ・熊本の酒〟。
酒に詳しくない私でも直感でおいしそうだなっと思ったので選んでみました。
コンポートはいつもガラスの器で食べるのですが、純米酒で作ったからか粉引と合わせたくなりました。

植木町の「玄窯」齊藤博之さんの小皿で、高台が付いているのでちょっとスペシャル感があります。
せっかくいいお酒を使ったので、シロップも余すことなく味わいたいもの。
グラスに注いで…。


炭酸水で割ってイチジクジュースのでき上がりです。

この記事を書いたひと

三星舞

雑誌「九州の食卓」副編集長を経て、フリーのエディター・ライターに。食に関する取材が得意で、料理と器も好き。九州中を駆け巡って各地のおいしいものを味わってきた経験を生かし、フードコーディネーターとしても活動中です。

野菜王国くまもとすむーじぃ36

ペクチンと乳酸菌でおなかスッキリ!

朝夕の秋風が心地よいこの頃です。収穫の秋、野菜も果物も彩り豊かに、食欲をそそります。名残のいちじくのペクチンとブルーベリーで食物繊維たっぷり、ヨーグルトの乳酸菌をプラスして、女性の悩みのひとつにあげられる便秘改善にお役立ちなスムージーをご紹介します。

材料出来上がり 約200ml
いちじく       1個
ブルーベリー(冷凍)  50g(約25粒)
ヨーグルト   100ml

作り方
1)いちじくは4等分にして、皮をむく。
2)ミキサーにすべての材料を入れ、20秒ほどまわす。

(好みでハチミツを加えても美味しくなります)


(写真は知人の庭先でそだついちじく)

<夏と秋に旬があるいちじくのこと>
世界で最も古い果物のひとつ「いちじく」。いちじくの品種はとても多く、旬の時期は品種によってさまざま。6月から11月頃まで味わうことができます。いちじくには、冬を越して成長し翌夏に熟す「夏果」と春に実をつけて秋に熟す「秋果」があるので、旬が年に2回あるといわれています。

秋のいちじくは、8月下旬から10月中旬ごろが旬。夏果に比べると小ぶりの品種が多く、濃厚な甘みが特徴のものが多いです。

原産地:アラビア半島。日本への伝来は16世紀末…ポルトガルのメスキータ神父が河内浦(現在の天草市河浦町)に植えたと伝わり天草が日本の発祥地とされています。
(参照https://agri-kumamoto.jp/reference/data/vitamin-table%E3%80%80

名前の由来:花が果実の中で咲き、見えないことから「無花果」。実の内部で数の花をつけ、そのひとつひとつがタネとなります。

栄養:食物繊維、特にペクチンが豊富で、整腸作用があります。カリウムや鉄、葉酸も豊富で女性に嬉しい果物。たんぱく質を分解する酵素「フィシン」が含まれていてたんぱく質の消化に役立ちます。赤色の色素は、ポリフェノールの一種「アントシアニン」です。

<ブルーベリーのこと>
目に効く果物として人気のブルーベリーは、青紫色の色素「アントシアニン」が豊富で、眼精疲労を回復させ、視力の低下を防ぐ作用があります。皮ごと食べるので食餅繊維も多く摂取でき、便秘予防効果が期待できます。

この記事を書いたひと

持田 成子

vege-table代表/野菜ソムリエ上級プロ/フードツーリズムマイスター/女子栄養大学生涯学習講師/くまもとふるさと食の名人

女子栄養大学在学中に[野菜のビタミン・ミネラルの季節変動]研究に携わったことがきっかけで野菜ソムリエの資格を取得。正しく食べることは「病気の予防=健康につながる」をモットーに予防医学を学んだ野菜ソムリエ上級プロとして食育や、レシピ開発、産地コーディネートなど食と農の周りで活動中。

ブログ一覧へ

ブログカテゴリ

5ツ星探索人