野菜王国くまもとすむーじぃ36

ペクチンと乳酸菌でおなかスッキリ!

朝夕の秋風が心地よいこの頃です。収穫の秋、野菜も果物も彩り豊かに、食欲をそそります。名残のいちじくのペクチンとブルーベリーで食物繊維たっぷり、ヨーグルトの乳酸菌をプラスして、女性の悩みのひとつにあげられる便秘改善にお役立ちなスムージーをご紹介します。

材料出来上がり 約200ml
いちじく       1個
ブルーベリー(冷凍)  50g(約25粒)
ヨーグルト   100ml

作り方
1)いちじくは4等分にして、皮をむく。
2)ミキサーにすべての材料を入れ、20秒ほどまわす。

(好みでハチミツを加えても美味しくなります)


(写真は知人の庭先でそだついちじく)

<夏と秋に旬があるいちじくのこと>
世界で最も古い果物のひとつ「いちじく」。いちじくの品種はとても多く、旬の時期は品種によってさまざま。6月から11月頃まで味わうことができます。いちじくには、冬を越して成長し翌夏に熟す「夏果」と春に実をつけて秋に熟す「秋果」があるので、旬が年に2回あるといわれています。

秋のいちじくは、8月下旬から10月中旬ごろが旬。夏果に比べると小ぶりの品種が多く、濃厚な甘みが特徴のものが多いです。

原産地:アラビア半島。日本への伝来は16世紀末…ポルトガルのメスキータ神父が河内浦(現在の天草市河浦町)に植えたと伝わり天草が日本の発祥地とされています。
(参照https://agri-kumamoto.jp/reference/data/vitamin-table%E3%80%80

名前の由来:花が果実の中で咲き、見えないことから「無花果」。実の内部で数の花をつけ、そのひとつひとつがタネとなります。

栄養:食物繊維、特にペクチンが豊富で、整腸作用があります。カリウムや鉄、葉酸も豊富で女性に嬉しい果物。たんぱく質を分解する酵素「フィシン」が含まれていてたんぱく質の消化に役立ちます。赤色の色素は、ポリフェノールの一種「アントシアニン」です。

<ブルーベリーのこと>
目に効く果物として人気のブルーベリーは、青紫色の色素「アントシアニン」が豊富で、眼精疲労を回復させ、視力の低下を防ぐ作用があります。皮ごと食べるので食餅繊維も多く摂取でき、便秘予防効果が期待できます。

この記事を書いたひと

持田 成子

vege-table代表/野菜ソムリエ上級プロ/フードツーリズムマイスター/女子栄養大学生涯学習講師/くまもとふるさと食の名人

女子栄養大学在学中に[野菜のビタミン・ミネラルの季節変動]研究に携わったことがきっかけで野菜ソムリエの資格を取得。正しく食べることは「病気の予防=健康につながる」をモットーに予防医学を学んだ野菜ソムリエ上級プロとして食育や、レシピ開発、産地コーディネートなど食と農の周りで活動中。

ブログ一覧へ

ブログカテゴリ

5ツ星探索人