こんにちは！
私はタイが大好きで、これまで何度も旅をしています。
屋台グルメに癒しのマッサージ、笑顔が素敵な人たち…。
そんな魅力いっぱいの国、タイですが、初めて訪れたときに「これ、チップって渡すべき？それともいらない？」と、戸惑った場面が何度もありました。
実際、日本ではチップの文化がないので、ちょっとした支払いの場面でも毎回ドキドキしてしまっていたんです。
今回はそんな私の体験談を交えながら、
- 屋台やレストランでの食事
- マッサージ
- ホテル
- タクシー
- ちょっと特殊な例
など、タイでのチップ事情について、わかりやすくご紹介します！
「これからタイに行く予定があるけど、チップ文化が不安…」という方の参考になれば嬉しいです。
【1】屋台やフードコートでのチップ
屋台では基本いりません！
私がタイに行って最初に食べたのは、道端のカオマンガイ屋さんでした。
ふっくらしたご飯にジューシーな鶏肉…もう最高でした！
その後もパッタイやガパオライスなど、毎日屋台飯の虜に。
このとき心配だったのがチップ。
でも結論から言うと、屋台ではチップは基本不要です！
現地の人も観光客も、普通に代金だけ払って立ち去っていきます。
ただ、ある日、私がコーラの瓶をひっくり返してしまって…。
テーブルも椅子もびしょ濡れ、調味料も台無し。
本当に申し訳なくて、会計のときに50バーツをプラスして渡したら、店主のおばちゃんがすごく嬉しそうに笑ってくれました。
こういう「失敗したとき」や「すごく親切にしてもらったとき」には、お礼としてのチップはとても良いと思います。
フードコートでも不要
MBKセンターやターミナル21などのショッピングモールにあるフードコートも、チップは必要ありません。
支払いはプリペイドカード式のことが多く、現金のやりとり自体がないこともあります。
食器もそのままでOK。
片付け係のスタッフさんがきれいにしてくれます。
ただ、稀に「Thank you」の気持ちで数十バーツ置いていく人もいるそうです。
私は今のところやったことはありませんが、これも義務ではなく気持ちですね。
【2】カフェのチップはどうする？
タイのカフェって本当におしゃれ！
チェンマイやバンコクには、インスタ映えするお店がたくさんあって、私はMacBookを開いて何時間も作業したり、ボーッと過ごしたりしていました。
多くのカフェでは、レジ横に「TIPS」と書かれた小さな箱が置いてあります。
でも、ここも絶対にチップを入れなきゃいけないわけじゃないんです。
私は、お釣りが20バーツだけだったときや、長居させてもらったときに、その箱に感謝の気持ちで入れることがあります。
180バーツのコーヒーとケーキに200バーツ払って、お釣りいらないです〜って言うことも。
でも周りを見ると、入れている人はやっぱり少数派。
気持ちが向いたときだけでOKですよ。
【3】レストランではチップ文化がしっかり
ここからが本番。
レストランではチップが必要になるケースが多いです！
私の感覚では、エアコンが効いていて、制服を着た店員さんがいて、接客も丁寧…そんなお店では会計の5〜10％くらいをチップとして渡すのが一般的。
例えば、1,000バーツのお会計だったら、50〜100バーツが目安です。
私は、料理が美味しくて、サービスが丁寧だったときには、迷わず100バーツ置いていきます。
逆に、店員さんの対応が雑だったり、料理が冷めてたりしたら、20バーツにすることもあります。
チップって、「ありがとう」の気持ちだと思うんですよね。
それに、現地の人もチップをもらったときの反応がすごく素直で、笑顔で「コップンカー（ありがとう）」って言ってくれる。
その瞬間、こっちも嬉しくなってしまいます。
クレカ支払いのときの注意
ちなみに、クレジットカードで会計した場合、チップは現金で渡すのが一般的です。
私は、財布にいつも20〜50バーツのお札を何枚か用意しておくようにしています。
「＋」「＋＋」の表記に注意！
レストランでよくある注意点がこれ。
メニューに「＋」や「＋＋」と書いてある場合、以下のような追加料金がかかります。
- 「＋」＝VAT（付加価値税）7％
- 「＋＋」＝サービスチャージ10％＋VAT7％ → 合計17％
つまり、メニューで「1,000バーツ」と書いてあっても、実際は1,177バーツ請求されるということ。
私も最初は「え！？高っ！」と驚きましたが、タイではよくあることなので覚えておいて損はないです。
そして、サービスチャージが含まれている場合は基本的に追加チップ不要です。
でも、私は特に気持ちのいい対応をしてもらったときには、20〜50バーツくらいは現金で渡しています。
【4】マッサージのチップはどうする？
タイに来たら絶対に外せないのがマッサージ！
私も毎回、フライトの疲れや観光のあとのクタクタの体を癒すために、タイ古式マッサージに通っています。
で、ここではチップがかなり大事。
1時間200〜300バーツの格安マッサージでも、最後に50〜100バーツのチップを現金で渡すのがマナーになっています。
私が初めてマッサージを受けたとき、終わったあとにスタッフさんがニコニコして「Tip OK?」って言ってきたんです。
正直びっくりしましたが、それくらいチップが文化として根付いているんですよね。
最近は、施術中に本当に丁寧にやってくれる人が多くて、私はつい「ありがとう」の気持ちで100バーツ渡してしまいます。
【5】タクシー・グラブはどうする？
最後に、交通機関について。
タイのタクシーでは、基本的にチップは不要です。
メーター通りに払えばOK。
でも、1〜2バーツのお釣りなら「取っておいて」と言う人は多いですし、私もそうしています。
また、Grab（グラブ）などの配車アプリでは、アプリ上でチップを加算できる機能があります。
私は快適に乗れたときや、安全運転だったときには、アプリで20バーツ加算するようにしています。
現金でのチップも可能ですが、アプリのほうがスムーズですね。
【例外】お寺や托鉢、ガイドへのチップ
番外編として、ちょっと特殊なケースも。
お寺を訪れたとき、お布施のような形で寄付するのは「チップ」ではなく「功徳」なので、また別の文化です。
でも、個人ガイドを雇ったときや、観光ツアーに参加したときは、感謝の意味でチップを渡すと喜ばれます。
私は、半日ツアーで100〜200バーツ、1日ツアーなら300バーツくらい渡すようにしています。
タイのマッサージでのチップ事情
タイに来たら絶対体験したい「古式マッサージ」
私は毎回タイに行くたびに、必ずといっていいほど「タイ古式マッサージ」を受けています。
だって、本当に安くてうまいんです！
たとえば、1時間の施術がたったの200〜300バーツ（日本円で約800〜1,200円）なんですよ。
しかも内容は本格的で、身体が軽くなるのを毎回感じます。
旅の疲れも吹き飛ぶので、スケジュールの合間を見て、週に何度も通ったこともあります。
チップは必要？目安はいくら？
施術が終わったあと、私はいつも感謝の気持ちを込めて、50バーツをセラピストさんに手渡ししています。
タイ語で「コップンカー（ありがとう）」と笑顔で言いながら渡すと、相手も本当にうれしそうにしてくれます。
お店によってはレジ横に「チップボックス（箱）」が置いてある場合もありますが、私は直接手渡しする方が気持ちが伝わる気がして好きです。
一般的な相場はこちら
- 1時間の施術：30〜50バーツ
- 2時間以上の施術：50〜100バーツ
これはあくまでも目安ですが、満足度に応じて調整して大丈夫です。
私の失敗談と「神の手」体験
あるとき、あまりにもマッサージが雑で、途中から「早く終わってくれ……」とすら思ってしまったことがありました。
そのときは、申し訳ないけれど20バーツだけ渡しました。
逆に、ある別のお店では、本当に神がかった施術を受けて感動し、その時は気持ちよく100バーツチップを渡しました。
要するに、大事なのは「自分がどれだけ満足したか」なんだと思います。
ホテルでのチップマナー
タイのホテルでは意外とチップの機会が多い
ホテルに泊まっていると、意外とあちこちで「チップのタイミング」があります。
最初は「いつ？どこで？いくら？」と戸惑ってしまいました。
でも経験を重ねるうちに、ある程度のパターンがわかってきたので、紹介しておきますね。
ベルボーイに荷物を運んでもらったとき
チェックインのとき、スーツケースを部屋まで運んでくれるベルボーイには、20〜50バーツ渡すのが一般的です。
私も最初は財布をゴソゴソしてタイミングを逃してしまったのですが、今では20バーツ札を数枚あらかじめ用意しておくようにしています。
スマートにチップを渡せると、ちょっと大人になった気分になります。
ルームクリーニングへのチップは？
部屋を掃除してくれる清掃スタッフへのお礼として、枕元に20バーツ札を置いておくのもよくある習慣です。
ただ、これは絶対というわけではありません。
私は、「今日はちょっと散らかしちゃったな」と思ったときや、「タオルをたくさん使った日」に置くようにしています。
一泊だけのときや、ほとんど部屋を使わなかった日は、置かないこともあります。
スタッフに特別なお願いをしたとき
例えば、「歯ブラシをもう1セット欲しい」とお願いしたときや、「Wi-Fiの接続で困っていたときに親切に対応してくれた」といった場合。
こういうときに20〜50バーツを渡すと、とても喜ばれます。
丁寧に対応してくれるスタッフさんには、自然とお礼をしたくなりますよね。
タイのタクシーとチップ事情
基本的にチップは不要。でも…
意外かもしれませんが、タイのタクシーではチップは必須ではありません。
でも、私はいつも少しだけ上乗せしています。
たとえば、料金が「85バーツ」のとき。
100バーツ札を渡して「お釣りはいいよ」と伝えると、運転手さんがにっこり笑って「コップンカップ！」と気持ちよく送り出してくれるんです。
ちょっとした心遣いで、旅がぐっと気持ちよくなります。
チップの目安
- 100バーツ以下の短距離乗車：10〜20バーツの上乗せ
- 長距離・空港送迎など：20〜50バーツくらい
これもあくまでも気持ちの問題なので、無理に渡す必要はありません。
注意点：メーターの確認は絶対！
ここでひとつ大事なポイント。
乗車前に「メーターを使うかどうか」必ず確認しましょう！
観光客だとわかると、メーターを使わずに「交渉制」で高額な金額を提示してくる運転手がいます。
私も一度、たった数kmの移動で400バーツと言われてびっくりしたことがあります。
すぐに断って、Grab（後述）に切り替えました。
配車アプリ「Grab」でのチップはどうする？
最近は、タイでも「Grab（グラブ）」という配車アプリが一般的になってきています。
使い方はUberとほぼ同じで、アプリ内で料金が事前に表示されるので安心です。
支払いもアプリ上で完結できるので、現金がなくてもOK。
ただ、私は現金払いを選ぶときにはお釣りをそのままチップとして渡すことが多いです。
アプリ内でも「チップを追加しますか？」と表示されるので、サービスが良かったときは星5評価＋チップで感謝の気持ちを伝えるのがおすすめです。
まとめ：チップは「心づけ」。義務じゃないけど、感謝を伝える手段です！
タイではチップ文化が一部根づいているとはいえ、すべてが義務ではありません。
でも、受けたサービスに感謝の気持ちを伝えたいときに、少しだけ渡すチップはとても効果的です。
笑顔で「ありがとう」と言ってくれるその瞬間が、タイ旅行の素敵な思い出になったりもします。
私は何度もタイを旅する中で、最初の不安や戸惑いを少しずつ乗り越えてきました。
今では、チップを渡すときにちょっと誇らしい気持ちになったりもします。
これからタイに行く方へ。
肩ひじ張らず、でもちょっとした「ありがとう」を伝える手段として、チップを使ってみてはいかがでしょうか？
気持ちの良い旅になりますように！