野菜王国くまもとすむーじぃ08

春を先取り! やさしい甘みのレタスを飲むサラダに!

サラダの主役として人気の野菜、レタス。
冷涼な気候で育つ野菜のイメージですが
温暖な気候の天草下島、西端に位置する苓北町は
半世紀以上も前からレタス栽培が脈々と続けられてきた
レタス産地なのです。

夏の間に播種、秋に定植された「れいほくレタス」は
晩秋から桜の咲くころまで品種をリレーしながら
最盛期には一面美しい黄緑色に染まるほど栽培面積も広く
町の主要生産物として栽培が盛んです。

今では100%陸送でより早くより遠くまで出荷されていますが
半世紀以上前は、対岸の長崎に向けて船での出荷
佐世保の米軍基地の食を支えたとの歴史も持っています。

ゆるやかに軽く巻いた玉レタスは、
95%が水分ですがカリウムやカルシウムも含まれ
ダイエットに最適な低カロリー野菜でもあります。

にんじん、りんご、バナナとの組み合わせをご紹介します。

★レタス+にんじん+りんご+バナナのスムージー★

<材料>(できあがり約250ml)
レタス…1(1口大にちぎる)
にんじん…1/3本(皮をむいちょう切りにする)
バナナ…1/2(皮をむいて一口大に切る)
りんご…1/4(芯を除き、皮つきのままいちょう切り)
水…1/4カップ

<作り方>
1)ミキサーにレタス、にんじん、りんご、バナナの順に入れ、水を加えてなめらかになるまで回す。

<レシピのポイント>
カリウムやカルシウムを含み爽やかな味わいのレタスに、整腸作用あるペクチンを含むりんご、カロテン、ビタミん豊富なにんじんをプラス。栄養価高いバナナの糖質がエネルギー源になるので朝の栄養補給におススメの1杯です。


<レタスのこと>
原産地と種類・栄養は?:
原産地は地中海沿岸から西アジア。中国を伝わり平安時代には「ちしゃ」と呼ばれ、下葉を掻きとってたべる「立ち性」のものだったようです。主流の玉レタスは明治時代になってから定着したもの。水分の多い玉レタスに比べ、サラダ菜やリーフレタス、サニーレタスなどの葉レタスは、ビタミンC やカロテンやビタミンEも豊富で緑黄色野菜に分類されます。ヘタの切り口から出てくる白い乳状の液体はストレス緩和や睡眠を誘う成分に注目が集まり研究が行われています。

この記事を書いたひと

持田 成子

vege-table代表/野菜ソムリエ上級プロ/フードツーリズムマイスター/女子栄養大学生涯学習講師/くまもとふるさと食の名人

女子栄養大学在学中に[野菜のビタミン・ミネラルの季節変動]研究に携わったことがきっかけで野菜ソムリエの資格を取得。正しく食べることは「病気の予防=健康につながる」をモットーに予防医学を学んだ野菜ソムリエ上級プロとして食育や、レシピ開発、産地コーディネートなど食と農の周りで活動中。

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