三星が見つけた☆くまもと5ツ星04

人参からいものバターのせ

上天草市の物産館『さんぱーる』で、湯島産の「人参からいも」を買いました。
小ぶりだけど、とっても甘いのだとか。

切ってみると中は橙色に近い黄色。
この色が「人参からいも」の名の由来でしょうか。

『さんぱーる』の方によると、湯島で昔から栽培されていたものの、種はいつどこから入ってきたのか分からないそうです。

何ともミステリアスな野菜ですね。

1cmほどの厚さに輪切りし、蒸してみました。

蒸し上がると黄色がいっそう濃くなり、見るからにおいしそう!

熱いうちにバターをひとかけらのせて、「人参からいものバターのせ」の完成です。
器は、天草市で作陶する『朝虹窯』余宮隆さんの鉄釉鎬リム皿を選びました。
少し緑がかった黒系の器は、料理の印象をキリッと引き締めてくれます。

人参からいもが店頭に並ぶのは12月。
11月に収穫し、1カ月ほど貯蔵して糖度を上げて出荷されます。
生産者が3名と少なく、収穫量もごくわずか。
地元の方ですらなかなか買えないという貴重なさつまいもです。

『さんぱーる』で出合えたらラッキー!
なお、お店への入荷の問い合わせはご遠慮ください。

この記事を書いたひと

三星舞

雑誌「九州の食卓」副編集長を経て、フリーのエディター・ライターに。食に関する取材が得意で、料理と器も好き。九州中を駆け巡って各地のおいしいものを味わってきた経験を生かし、フードコーディネーターとしても活動中です。

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