三星が見つけた☆くまもと5ツ星01

シャインマスカットのサラダ

シャインマスカットを初めて口にしたのは10年ほど前のこと。
宇城市の巨峰農家を取材した際に、「まだ試験的に栽培しているものだけれど」と試食用に1粒いただいたのでした。
パツッと張った翡翠色の実が太陽の光を受けてぴかぴかに光っていて、見るからに食べごろ。
歯を当てると皮がパリッと割れ、濃厚な甘さの果汁が実から溢れ出てきます。

な…なんだこのブドウは…!

甘い!
果汁が多い!
ものすごく香りがいい!

この1粒に受けた衝撃は、今でもはっきりと覚えています。

今やシャインマスカットは超人気の品種。
贈答向けの高級品で、自分のためにはなかなか気軽に購入できません。
しかし、あちこちでシャインマスカットの魅力を語ってきた成果が出たのか、今年はいただきもので満喫しています(ありがとうございます!)。

次々と届くので、贅沢なことにシャインマスカットの消費で大忙し。
そのまま味わうだけでなく、富豪になった気分でいろいろな料理に使っています。

例えば、シャインマスカットのサラダ。

スライスしたシャインマスカットにカッテージチーズを散らして、岩塩とブラックペッパーをガリガリと挽き、エクストラバージンオリーブオイルをたら~り。
このままでも十分なのですが、ミントの葉を散らすと清涼感が増します。
ちなみに、写真のシャインマスカットは植木町の「吉次園」のものです。

器は、同じ植木町に工房を構える「玄窯」齊藤博之さんのフラットプレートを選びました。
大理石のような独特な肌合いにひと目惚れして、サイズと色違いで3枚持っています。
これは直径16cmほどで、チーズや果物を盛り合わせるのによく使います。
デニッシュやケーキをのせるのにもちょうどよいサイズです。
印象的なデザインですが、ふちの立ち上がりがないので、料理を程よく引き立ててくれます。

この記事を書いたひと

三星舞

雑誌「九州の食卓」副編集長を経て、フリーのエディター・ライターに。食に関する取材が得意で、料理と器も好き。九州中を駆け巡って各地のおいしいものを味わってきた経験を生かし、フードコーディネーターとしても活動中です。

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