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ゴーゴーゴーヤで夏バテ対策と疲労回復に!

溶けるような暑さが続きますがいかがお過ごしでしょうか。暑い夏を乗り切るために、太陽の光をたっぷり浴びた夏の代表的な野菜「ゴーヤ」にカロテンを多く含む小松菜をプラスして栄養価アップ! バナナの甘みで苦味をやわらげたスムージーをご紹介します。

材料
ゴーヤ    20g
小松菜    30g
バナナ    1本
冷水     50ml
好みでハチミツ 適量

作り方
1)ゴーヤは たねとワタを取り除き、薄くスライスする。
2)小松菜は、2㎝くらいの長さに切り、バナナは皮をむいて一口大に切っておく。
3)ミキサーにすべての材料を入れて、20~30秒ほど撹拌する。


<ゴーヤのこと>
独特の苦味「モモルデシン」には胃腸を刺激して食欲を増進させることに加え、胃腸の粘膜を守るはたらきもあるので、食あたりの予防も!肝機能を高めて血糖値を低下させる作用があるといわれています。
イチゴやキウイフルーツよりも豊富なビタミンCはカロテンとの相乗効果で、免疫力を高めたり、体のサビつきの原因となる活性酸素のはたらきを防ぐ抗酸化作用、メラニン色素の生成を抑える作用などがあります。
100gあたり17kcalと低カロリーで、ダイエットにもおすすめ。豊富な食物繊維はおなかの調子も整え、カリウムは体の水分バランスを調整してくれます。
夏バテで食欲が落ちやすいこの時期に、疲労回復、美肌効果も期待できる夏野菜です。

<小松菜のこと>
緑黄色野菜の中で、栄養価はトップクラス。特にカルシウム含有量は高く、カリウムなどの主要なミネラルも豊富で美肌や老化防止、免液力アップに効果があるビタミンC、カロテンもバランスよく含み、健康と美容の強い味方野菜です。アクがないので食べやすく、生でつかうスムージーにぴったりです。
洗って、ザク切りにした小松菜を、冷凍用保存用袋に入れ、空気を抜いてしっかり閉じ、冷凍保存しておくと、必要な分だけ取り出して使用することができます。


写真は、植木町小泉ファームさんです

ゴーヤあれこれ…
家庭菜園でも作りやすく、グリーンカーテンとして栽培なさる方も多い「ゴーヤ」。すらっとまっすぐつるからぶら下がって、20~25㎝くらいになったら美味しい収穫の適期。

◎店頭で選ぶときは、次のことをご参考に
・ハリとツヤがある
・イボは密になっていて硬く、欠けたりつぶれたりしていない
・表面は濃く鮮やかな緑色で変色がない
・ずっしりと重いもの

◎たくさん採れた時の保存方法
・丸ごとの場合は、新聞紙につつんで、ポリ袋に入れ野菜室で保存
・カットしたものは。種とワタを取り除き、この状態でラップに包むか。薄くスライスして冷凍用の保存袋に入れて冷凍保存する

◎苦味や口当たりが気になるときは
・種とワタをしっかり取り除く
・1~2㎜にスライスして塩もみするか、熱湯でさっとゆでるとやわらぎます

この記事を書いたひと

持田 成子

vege-table代表/野菜ソムリエ上級プロ/フードツーリズムマイスター/女子栄養大学生涯学習講師/くまもとふるさと食の名人

女子栄養大学在学中に[野菜のビタミン・ミネラルの季節変動]研究に携わったことがきっかけで野菜ソムリエの資格を取得。正しく食べることは「病気の予防=健康につながる」をモットーに予防医学を学んだ野菜ソムリエ上級プロとして食育や、レシピ開発、産地コーディネートなど食と農の周りで活動中。

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紫外線対策、夏バテ予防に!あの夏野菜!

早朝からセミの鳴き声が賑やかですね
じりじり焼けるように暑い毎日に立ち向かうために人気の夏野菜ゴーヤ。
独特の苦み成分と抗酸化力を持つビタミンCが飛び抜けて豊富です。
晩柑を組み合わせで灼熱の夏の紫外線対策にいかがでしょうか。

★ゴーヤとあまくさ晩柑のスムージー★

材料(できあがり約250ml)
ゴーヤ    4cm 40g
あまくさ晩柑 1/2
はちみつ   小さじ2

作り方
1)ゴーヤは縦半分に切り、ワタをスプーンでくりぬいて1㎝幅に切る。
2)晩柑は皮をむき、薄皮ごと一口大に切る。
3)ミキサーに12と好みではちみつをを入れ、なめらかになるまで攪拌する。

<Recipeのポイント>
ゴーヤの独特の苦み成分モモルデシンには食欲増進効果があります。ワタをスプーンできれいにとることで苦みを和らげ、爽やかな酸味の晩柑と合わせてスッキリした飲み味です。好みではちみつの量を調節してください。

<ゴーヤのこと>
独特な苦み成分が特徴のゴーヤは、沖縄や鹿児島などの伝統野菜でしたが、夏の暑さから体を守ってくれる野菜として夏の店頭の定番に、暑さ除けになるゴーヤカーテンとして家庭菜園でも人気です。

ビタミンC、カリウム、マグネシウムなどをたっぷり含みます。特に体の抵抗力を高めるビタミンCが豊富で、ゴーヤに含まれるものは加熱しても壊れにくいのが特徴です。ビタミンCには胃の働きを活発にしたり、夏の強い日ざしから肌を守ったり夏風邪予防に強い抗酸化作用が期待できます。また豊富なカリウムが筋肉の収縮をスムーズにするので、肉体疲労時にゴーヤを食べると疲労回復に良いといわれています。

選び方は、品種によっても異なりますが、濃い緑色でイボがしっかりついているもの。かたくずっしりしたものを選ぶと良いでしょう。

<あまくさ晩柑のこと>
熊本の数ある柑橘の中でも最も出荷が遅く、夏まで売り出される「あまくさ晩柑」。もともとは昭和10年、熊本市河内町(現在の熊本市西区河内町)で偶然に発見され、「河内晩柑」と品種登録されたもの。その中でも主産地の天草で生産されるものが「あまくさ晩柑」と呼ばれています。特徴は別名「ジューシーフルーツ」ともいわれるほど果汁がたっぷり、酸味も少なくすっきりとした甘さの爽やかな柑橘です。

この記事を書いたひと

持田 成子

vege-table代表/野菜ソムリエ上級プロ/フードツーリズムマイスター/女子栄養大学生涯学習講師/くまもとふるさと食の名人

女子栄養大学在学中に[野菜のビタミン・ミネラルの季節変動]研究に携わったことがきっかけで野菜ソムリエの資格を取得。正しく食べることは「病気の予防=健康につながる」をモットーに予防医学を学んだ野菜ソムリエ上級プロとして食育や、レシピ開発、産地コーディネートなど食と農の周りで活動中。

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