春陽ばぁばの孫に伝えたい熊本ごはん01
ゴーヤのことを熊本ではにがごりとも言います。
夏の暑い盛りに実がなるにがごりとなすを使って「こかけ」という料理が作られます。
この「こかけ」というもの。熊本の郷土料理なのですが、地域によっては「こねり」「こくらい」と呼ばれています。
にがごりとなすを炒めて出汁とみりんと醤油で煮て小麦粉でとろみをつけるシンプルな料理ですが、夏バテして食欲をなくした時には食べやすく、栄養価も高い料理です。
材料2人分
ゴーヤ 中1本
なす 中1本
油 大さじ2
だし汁 150ml
みりん 大さじ 1
薄口しょうゆ 大さじ1
濃い口しょうゆ小さじ1
小麦粉 大さじ2
水 100ml
①ゴーヤは半分に割り種をとってスライスする
②なすは皮をまだらにむいて大きめに乱切り
③①と②をフライパンに油を入れて炒める
④ゴーヤにある程度火が通ったらだし汁、みりん,薄口しょうゆ、濃い口しょうゆを入れて煮込む
⑤しばらく蓋をして煮る
⑥全体に火が通ったら小麦粉を水で溶いて回しかける
⑦ある程度火をいれたら出来上がり
point!
ゴーヤの栄養
ゴーヤはビタミンCが多くしかも加熱しても壊れにくいビタミンCです。
ビタミンCは疲労回復や肌の保護、美肌を保つビタミンとして有名です。
またカリウムも豊富に含まれていますのでむくみを解消するのにも期待が持てます。
2018年4月にオープンした食を中心にした研究所HARULab.代表
家庭料理を中心にした旬の食材を使う「旬の台所」料理教室を主宰。レシピ開発、フードコーディネート、食育講演なども行う。プライベートではもうすぐ2歳の孫がいるおばあちゃん。次世代に伝えたい、熊本の食を発信していきます。