野菜王国くまもとすむーじぃ34

春の芽吹きでカラダにスイッチオン!

三寒四温を繰り返しながら、春がもうそこまで来ているようです。春の野菜には、眠っていた体に細胞を目覚めさせ、胃腸の働きを活発にしてくれる成分がたくさん含まれています。

ふきのとうに代表されるほろ苦さもその代表格。春の芽吹き野菜で、体にスイッチをいれてみましょう。

清らかな水があるところで育つ「クレソン」と、おしりがプチっとした可愛いフォルム、今が旬!の、春らしいレモンイエローのサラダみかん「はるか」の組み合わせをご紹介します。

 材料出来上がり 約150ml
クレソン   2枝
はるか    2個
(はちみつ    小さじ1)

作り方
1)クレソンは洗って一口大にちぎっておく。
2)はるかは、皮をむいて、白い皮をつけたまま、中心にある種をさけるようにそぐようにカットする。
3)ミキサーに、クレソン、はるかをいれてなめらかになるまでまわす。ピリッと感が気になるときは、はちみつを加えてみる。


<クレソンのこと>
原産地はヨーロッパで、3000年以上昔から健康効果があると考えられて利用されてきた最古の薬用野菜のひとつといわれています。日本へは伝来したのは明治初期、滞在する外国人向けに栽培が始まりましたが、繁殖力が強く各地で水辺や湿地で自生し広がっていきました。熊本県内では、世界遺産登録された天草・﨑津に1880年頃フランス人宣教師ボンヌ神父が伝え、その名前が由来し「ボンゼリ」とか「パ―テラゼリ」と呼んでいます。パーテラ(ポルトガル語のパーデレの訛り=神父様、「セリ」は日本古来の野草「せり」というわけです。外国から赴任した神父によって持ち込まれたものが地域食材として根付いてきたことを知る呼び名です。

肉料理のつけあわせとして馴染みふかい野菜ですが、健康に重要とされるカリウム、食物繊維、タンパク質、カルシウム、鉄、チアミン、リボフラビン、ナイアシン、葉酸、亜鉛、ビタミンA、B6、B12、C、D、E、Kの17もの栄養素を含むスーパーベジタブル。鉄や葉酸をふくむので、貧血予防にも効果が期待されています。

ピリッと感じる特有の辛み成分はシニグリンといい、消化吸収を促し、食欲増進や胃もたれの解消に力を発揮する抗酸化成分です。通年栽培されている地域もありますが、旬はこれから…3月から6月です。店頭で見かけられたら是非、スムージーやサラダで召し上がってみませんか。

 

<サラダみかん「はるか」のこと>
サラダみかん「はるか」は日向夏(サマーオレンジ)の自然交雑実生(種から育つ)から選抜しながら育成されて、1996年に品種登録された、比較的新しい柑橘です。

「はるか」は、レモンのような見た目に反して酸味が少なく、カットした途端広がる爽やかな香りで春の訪れを感じさせてくれる爽やかな柑橘です。ゴツゴツとした、酸っぱそうな皮からは想像できない上品な甘さで、酸味の少ないぷるっとした食感が人気です。


<クレソンの生産者さんを訪ねて>

清らかな水あるところにクレソンあり!豊富な地下水を誇る熊本にはあちこちの清流域に生産者さんがいらっしゃるのですが、菊池川水系の源流に近いところ、「「なないろ農園」亀川直之さんのほ場をお訪ねしました。山々に囲まれた、ピンと張りつめたような澄んだ空気、静かな流れのところにクレソンが生育していました。お邪魔したのは風が冷たい一日だったのですが、水温は程よい温かさ。年間を通して15℃くらいだとか…。水温と地温、より自然に近い環境で水の流れや砂利質の土壌でないと栽培がうまくいかないとおっしゃるのです。実は元エンジニアの亀川さんは東京出身で移住して就農した方。少量多品目の有機JAS認定生産者なのですが、研究熱心、調べて実践し、栽培の技を確立し、JAS認証等で裏付けていかれる様は研究肌です。「クレソン」栽培についても、まだまだ探究の途上とおっしゃいますが、お話伺いながら摘んで食べたピリリと、独特な香りのクレソンは清々しい立派な味でした。

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持田 成子

vege-table代表/野菜ソムリエ上級プロ/フードツーリズムマイスター/女子栄養大学生涯学習講師/くまもとふるさと食の名人

女子栄養大学在学中に[野菜のビタミン・ミネラルの季節変動]研究に携わったことがきっかけで野菜ソムリエの資格を取得。正しく食べることは「病気の予防=健康につながる」をモットーに予防医学を学んだ野菜ソムリエ上級プロとして食育や、レシピ開発、産地コーディネートなど食と農の周りで活動中。

野菜王国くまもとすむーじぃ33

ストレスや肩こりの解消に!? くまもとすむーじぃ!

ストレスや緊張からくる肩こり…抗ストレス作用のビタミンCをたっぷりとってストレスからくるダメージを軽減して肩こりを楽に…。旬のビタミンCたっぷりの組み合わせをご紹介します。


材料出来上がり 約180ml
カリフラワー  3房
いちご     5-6粒(約80g)
レモン     1/4個(果汁を絞る)
はちみつ    大さじ1
水       1/4 カップ

作り方
1)カリフラワーは小房に分けて、ボウルに水をはって2~3分つけて水気をよくきっておく。
2)いちごは洗ってヘタをとる。
3)ミキサーにすべての材料をいれてなめらかになるまで回す。


<カリフラワーのこと>
ブロッコリーの突然変異で生まれたとされるカリフラワー。ブロッコリーと同様に、免疫機能を高めてがんの予防に効果が期待されるアブラナ科の野菜。ビタミンの中では、特にビタミンCが豊富で、100g当たりの含有量はオレンジの約1個分といわれています。ビタミンCは風邪予防やストレス緩和、肌トラブルに力を発揮します。


カリフラワーの生産者さんを訪ねて…

トマトの大型ハウスが立ち並ぶ八代市郡築地区で、露地野菜を栽培なさっている野菜ソムリエ仲間の喜多川容紫子(きたがわ よしこ)さんをお訪ねしました。

八代は「い草」の生産量日本一の地域…。喜多川さんもご主人の勲さんと長年「い草栽培」に携わっいらしたそうです。ですが、容紫子さんが体調を崩されたことをきっかけに、農作業の負担が大きい「い草栽培」から露地野菜への転換を決意され、最初はじゃがいもを栽培しながら土壌を徐々に改良して野菜へと移行してきたと話してくださいました。主に白菜、キャベツ、カリフラワーやブロッコリー…、アブラナ科の野菜をそれぞれの品種をリレーしながら、8月の播種、9月の定植…と順に時期をずらして作業し3月頃まで収穫・出荷していかれます。


干拓地のミネラルをたっぷり含んだ土壌で育つ野菜たちはとても甘くて、お取引先にも大好評と伺いました。さらに楽しみながら取り組んでいらしゃるのが、色とりどりのカリフラワーの栽培。真っ白、紫色、オレンジ色、黄緑色はもちろんのことその外観がユニークなロマネスコ…カラフルな野菜たちは喜多川さんの笑顔とともに、キラキラ輝いていました


<いちごのこと>
ビタミンCを多く含む果物の中でもいちごはトップ10に入るほど豊富。5~6粒食べると1日に必要な量をとることができます。新陳代謝を高めるビタミンCは、かぜ予防、肌荒れやシミなどの肌トラブル予防にも効果的で、ストレス緩和にも役立ちます。このほか、血圧を正常に保つカリウムや、赤血球をつくり貧血を予防に役立つ葉酸を豊富に含むのもいちごの特徴です。


熊本県オリジナル品種のいちご「VSO3」のこと
熊本県農業研究センターが、熊本県内でのいちご栽培面積の6割を占める 「さがほのか」に代わる品種として、2005(平成17)年から約9年間にわたり研究に研究を重ねて開発に取り組んだ品種で、2014年に「VSO3」として品種登録。2015年「ゆうべに」という愛称が決定しデビューしました。

年間5000株もの苗で栽培を検討し、食味や形、色、育て方など厳しいチェックが繰り返されて選抜されてきた候補は実に数万株の中から選りすぐられた5系統だったと、当時の研究チームの方から伺ったことがあります、その5系統からさらに栽培条件を様々に変えながら選抜されて品種登録された「VSO3」。

大玉で赤い果皮、果肉も赤から白のグラデーションがとても美しい。甘さと酸味のバランスが良いのが特長です。クリスマス時期の収穫量が多く、5月頃まで安定して出荷されます。

時には1日300個食べたこともあると聞き及ぶ、研究チームの熱い思いとたゆまぬ努力で誕生した「ゆうべに」ですが、その可能性をさらに追求し、おいしさをひきだしていくための取り組みは、合志市にあり県農業研究センターを中心に今も続けられています。全国から寄せられた応募の中から選ばれた愛称「ゆうべに」は、華やかで上品なイメージとそのおいしさで、全国に多くのファンを獲得しているようです。

熊本県オリジナルいちご「ゆうべに」(公式)youbeni.jp

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持田 成子

vege-table代表/野菜ソムリエ上級プロ/フードツーリズムマイスター/女子栄養大学生涯学習講師/くまもとふるさと食の名人

女子栄養大学在学中に[野菜のビタミン・ミネラルの季節変動]研究に携わったことがきっかけで野菜ソムリエの資格を取得。正しく食べることは「病気の予防=健康につながる」をモットーに予防医学を学んだ野菜ソムリエ上級プロとして食育や、レシピ開発、産地コーディネートなど食と農の周りで活動中。

野菜王国くまもとすむーじぃ32

貧血改善にも?! お茶を使ったグリーンスムージー

オンライン開催中の熊本市農産物フェア2020「くまもと収穫祭」
いよいよ、2月いっぱいの開催となりました。
今回も、コラボ企画の記事です。

お茶や小松菜に含まれる葉酸は、造血や細胞の新生にはたらくビタミン類。貧血の改善や認知症や脳梗塞、心不全の予防にも効果が期待されています。女性に嬉しい「葉酸」をグリーンスムージーで手軽にとりましょう!


<こまつな・りんご・バナナ・お茶のスムージー>

材料1人分(約250ml)
こまつな   1株(30g)
りんご    1/4個
バナナ    小1/2本
お茶(ティバッグまたは茶葉小さじ1) 1/2カップ

作り方
1)こまつなは洗って根元を落とし、ざく切りにする。リンゴは洗って芯をとり、皮ごとざく切りにする。バナナは皮をむき、一口大に切る。

2)お茶は少量の適温の湯で淹れて、氷2~3個いれて1/2カップ量にしておく。(茶葉小さじ1を適温の湯で淹れて、茶葉が開くまで待って氷2~3個で1/2カップ量にして茶葉ごと使用するとさらに栄養・機能性アップ!)

3)ミキサーにすべての材料を入れて、なめらかになるまでかくはんする。

おすすめポイント
栄養価トップクラスのこまつなからは特に、βカロテン、ビタミンC,葉酸、カルシウムを!腸内の消化を助ける効果が期待される食物繊維を含むりんごとバナナに、お茶のビタミンCと葉酸をプラス…。りんごとバナナ、お茶の甘みで飲み心地良い組み合わせです。

くまもとのお茶
熊本の茶栽培の歴史は古く、平安時代後期からといわれています。熊本県は、全国でも4番目の栽培面積(1610ヘクタール)を誇る有数のお茶どころ。県内の有名産地は菊池川や緑川、球磨川や水俣川など清流の上流地帯に広がっています。

中でも、菊池川上流の渓谷に端を発する清らかな水が生み出す、山鹿地域のお茶は、細川家の御前茶として献上された歴史を持ち、江戸時代から親しまれてきました。熊本では、九州独自の「蒸し製(むしせい)玉(たま)緑茶(りょくちゃ)」と「煎茶(せんちゃ)」、「釜炒り茶(かまいりちゃ)」の3種が主に生産されています。特に「玉緑茶」は全国屈指の生産量を誇り、全生産量の1/4が熊本県産なのです。

蒸し製(むしせい)玉(たま)緑茶(りょくちゃ)… 摘み取った茶葉を蒸して勾玉(まがたま)形に製造したもので「グリ茶」とも呼ばれている味わい深いです。

煎茶(せんちゃ)…玉緑茶と同じく蒸し、揉みの工程で細い針状に形成されたお茶です。日本で生産されるお茶の80%を占めているのでよく見かけます。芳香と深みのある味わいです。

釜炒り茶(かまいりちゃ)…新芽を直火にかけた釜で炒り、手で揉みながら乾燥させてつくるお茶。ほとんどの工程が手作りでひときわ香りが高く、さっぱりした味わいです。

お茶の栄養や機能性成分は…
代表的な成分として、カテキン類(茶独特の渋みでタンニン)、カフェイン、アミノ酸類、ビタミン類も多く含みます。ビタミンCは水溶性ですが、製茶の際に最初に行われる蒸し過程で、ビタミンC等を酸化させる酵素を死活させるために、緑茶のビタミンCは壊されすに多く残っています。他に体内にはいるとビタミンAに変わるβカロテンや葉酸、ビタミンEが含まれます。カロテンはビタミンCとともに発がん抑制にはたらくのではないかと注目され、葉酸は造血や認知症や脳梗塞、心不全の予防に、ビタミンEは動脈硬化予防効果が期待されるといわれています。¥

お茶を飲むタイミング
朝のお茶一杯は…カフェインで頭スッキリ!下がり気味の血圧を適度に高めます。
食後のお茶一杯は…カフェインが胃腸の働きを活発に。カテキンが口臭予防に。
美容には…ビタミンCは紫外線によるメラニン色素の沈着予防や肌のハリを保つコラーゲン生成に。カテキンは肥満の防止や強い抗酸化力を発揮してアンチエイジングに。

こんなチカラがたっぷりなお茶…県内の産地では、4月中旬に一番茶の収穫を迎え、8月中旬までに2番茶、3番茶と収穫が続いて、毎年約1800トンが出荷されるそうです、お茶を飲むことも、茶葉を食べることも健康長寿に役立つといわれています。豊かな熊本の野菜・果物をつかったスムージーにもお茶(茶葉)も加えると、より健康的なスムージー生活になりそうです。

 

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持田 成子

vege-table代表/野菜ソムリエ上級プロ/フードツーリズムマイスター/女子栄養大学生涯学習講師/くまもとふるさと食の名人

女子栄養大学在学中に[野菜のビタミン・ミネラルの季節変動]研究に携わったことがきっかけで野菜ソムリエの資格を取得。正しく食べることは「病気の予防=健康につながる」をモットーに予防医学を学んだ野菜ソムリエ上級プロとして食育や、レシピ開発、産地コーディネートなど食と農の周りで活動中。

野菜王国くまもとすむーじぃ31

あわただしい季節にビタミンたっぷりの飲むサラダ!

みかんといちごにはコラーゲンの生成を助けるビタミンCがたっぷり。ミニトマトは普通のトマトに比べると栄養量が多い。たとえば、ビタミンCは2倍、カロテンの量は1.8倍もあるんです。ビタミンたっぷりチャージでき、アンチエイジングも力を発揮してくれる旬の組み合わせをご紹介します。

材料出来上がり 約150ml
みかん    1個
いちご    5粒
ミニトマト  5~6個

作り方
1)みかんは皮をむいて、房にわける。
2)いちごとミニトマトは洗ってヘタをとる。
3)ミキサーにすべての材料をいれてなめらかになるまで回す。


<温州みかんのこと>
日本の代表的なフルーツ「みかん」。柑橘類のルーツは約3000年前に現在のインド・タイ・ミャンマーの周辺とされていますが、最初に栽培されたのは中国、約4000年前に中国の栽培史(橘史)に記述があるといわれています。遣唐使・遣隋使により中国大陸との交流が盛んだった九州に種々の柑橘が持ち込まれ、「温州みかん」は鹿児島県長島で誕生した突然変異種との説もあります。

栄養・機能性
新陳代謝を活発にし、美肌効果や免疫力を高め、風邪の予防にもなるビタミンCが豊富。白い薄皮部分に含まれるビタミンPには血管を強化し、動脈硬化予防の助けになるといわれています。


<いちごのこと>
さわやかな香りと優しい甘みが人気の果物。可食部(食べる部分)は果実ではなく花托発達したもので果実に当たるのは表面の粒です。

栄養・機能性
ビタミンC、アントシアニンなど抗酸化作用がある成分を豊富に含む。洗うだけで手軽に食べられるのでビタミン摂取には嬉しい果物といえます。

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持田 成子

vege-table代表/野菜ソムリエ上級プロ/フードツーリズムマイスター/女子栄養大学生涯学習講師/くまもとふるさと食の名人

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野菜王国くまもとすむーじぃ30

乾燥しがちなこの季節に、お肌のことを考えたスムージー!

女性に嬉しいビタミンCが豊富で、体の中の酸性物質を減少させたり、疲労回復に効果があるとされるクエン酸が豊富なスイートスプリング。にんじんのカロテンで免疫力もアップ、リンゴで食物繊維をたっぷりチャージして乾燥しがちな季節の美肌や風邪ひき対策におすすめの一杯をご紹介します。

材料出来上がり 約200ml
スイートスプリング  大1/2個
にんじん  1/2 本
りんご   1/4個
水     50ml

作り方
1)スイートスプリングは、皮と種を除き、果肉ととりだす。
2)にんじんは皮ごと、りんごは皮をむいてヘタと種をのぞき、薄切りにする。
3)ミキサーにすべての材料をいれてなめらかになるまで回す。

おすすめポイント
スイートスプリングの薄皮は少し硬いのですが、気にならなければ薄皮ごとつかうと、食物繊維量は約1.1倍アップ、含まれるビタミンPがビタミンCの吸収を高めるとともに毛細血管を丈夫に。高血圧予防になる成分の摂取が期待できます。

<スイートスプリングのこと>
スイートスプリングは、温州ミカンと八朔(はっさく)の交配によりうまれた比較的新しい柑橘。熊本県は栽培面積が広く、全国的な産地です。旬の始まりは、果皮がつやのある緑色、果肉は美しいオレンジ色で、柔らかく果汁がとても多くて、さわやかな甘みが特徴です。

栄養・機能性
ほかの柑橘類と同様にビタミンやβクリプトキサンチンが豊富です。


[写真:津奈木町役場提供]

<スイートスプリングが盛んに栽培される芦北・水俣地域にて>
熊本県南の八代海に面した温暖な気候のこの地域では、甘夏・不知火柑(デコポン)をはじめ多くの柑橘類が栽培されています。今回、水俣の道の駅観光物産館「まつぼっくり」で購入したスイートスプリング。水俣市袋にあるおにつか農園さんのものでした。生産者、鬼塚さんは55、6年前より栽培を始められた柑橘専門農家の2代目。現在は、デコポンはじめ5種類の柑橘を栽培なさっているそうです。比較的新しい品種であるこのスイートスプリングは導入されて10年足らずとのことですが、徹底した栽培管理と培われた技術で育った土づくりと根づくりにこだわり、育てられた果実、ほとばしるような果汁のさわやかな味わいに、栽培に対する信念をうかがえたような気がします。

八代海を背景にオレンジ色や黄色に染まる畑、潮風を感じに芦北・水俣地域を訪れてみませんか。

<スイートスプリングが購入できる主なところ>
■道の駅みなまた 観光物産館まつぼっくり
水俣市月浦54-162  0966-62-2003

■つなぎ百貨堂 グリーンゲート
葦北郡津奈木町1601  0966-78-2000

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持田 成子

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野菜王国くまもとすむーじぃ29

旬の健康フルーツ柿でカラダの冬支度を

銀杏も色づき始め、日ごとに秋が深まってきました。山都町や阿蘇ではそろそろ霜が降り始める頃。気温や湿度の変化が激しくなり、ついつい体調を崩しがち…。ビタミンCをたっぷりとってウイルスを撃退、体の冬支度をしておきたいものです。

今月は熊本が日本一の生産量を誇る果物のひとつ、太秋柿をつかったレシピのご紹介です。

材料出来上がり 300ml
太秋柿   1/2個
りんご      1/4個
バナナ   1/2本
ヨーグルト 大さじ3
水     少々

作り方
1)柿とりんごは皮をむいてヘタと種をのぞき、うすぎりにする。
2)バナナは皮をむいて一口大にちぎる。
3)ミキサーにすべての材料をいれてなめらかになるまで回す(回りにくかったら水を少々加える)。

おすすめポイント
柿には肝臓を丈夫にするアミノ酸が含まれていて、カロテンやビタミンCも豊富な旬の健康フルーツ。リンゴやバナナ、ヨーグルトと組み合わせたこのレシピは腸内環境を整えて腸スッキリ!です。


<太秋柿のこと>
カキの「品種」太秋は、「富有」をベースに「次郎」と「興津15号」を掛け合わせてできた品種を各かけ合わせて生まれた大型の完全甘柿品種です。1994年8月に品種登録されています。
果実の大きさは380g前後と大玉で、中には500gを超えるものもあるとか。果肉が梨のようにサクサクして柔らかく果汁が多く、種は少なめ、糖度も高い品種です。果頂部に円を描くように細かいひび割れのような筋が入りやすい特徴も持っています。この筋は「条紋(じょうもん)」と呼ばれ、見た目は悪いのですが。この条紋が入った部分は周りより糖度が上がったためにできるといわれます。選ぶ時の目安に!

栄養・機能性
昔から「柿が赤くなると医者が青くなる」ということわざがあるように、柿はビタミン・ミネラルが豊富です。
・ビタミンCは100g (約1/2 個あたり)70 ㎎
・抗酸化作用が高いβカロテンやβクリプトキサンチンも豊富
・体内の余計な塩分を排出してむくみを防ぐカリウムが豊富
・渋味成分タンニンにはアルコール分解作用があり二日酔い解消に効果的です。

太秋が大玉になる訳は…
熊本県果樹研究所で話を伺いました。大玉づくりの基準として、摘蕾(てきらい)→摘果→摘花、葉25~30枚に対して1果が目標のひとつとか。高い木で作業するのは危険も伴い、効率も悪いため、樹高を低くする棚栽培が導入され、約2mのところに鉄パイプを格子状に張って棚を設置、枝を誘引して低い樹が作り上げられていました。この棚栽培の導入の結果、作業の省力化はもちろん、色付きの良い大玉の果実が収穫できるようになってきたのだそうです。熊本に栽培導入して約20年、県も産地も様々な研鑽と努力を重ね、品質・食味共に主力品種として成長してきているとのことでした。


<熊本にもりんご園があります>
今回の準主役であるりんごですが、熊本にもりんご園があるので情報としてご紹介します。

熊本市 吉次園
阿蘇市【果実の国】カップルズ
南小国町 林檎の木

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持田 成子

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野菜王国くまもとすむーじぃ28

秋バテ予防と紫外線対策スムージー

朝夕はひんやり、日ごとに秋の佇まいになってきましたが、日中はまだまだ暑い日が続いています。なんとなく体の不調を感じていませんか。朝夕凌ぎやすくなってきてもなかなか疲れがとれなかったり、体の不調を訴える人が増えてきたことから、秋のはじめの不調を「秋バテ」と呼ばれるようになりました。

「秋バテ」やついうっかりしがちな秋の紫外線対策に…。果糖やブドウ糖、クエン酸もたっぷり!の巨峰、ビタミンCたっぷりの赤いパプリカとレモンををつかったスムージーのご紹介です。

巨峰+赤パプリカ+レモンのすむーじい

<材料 (出来上がり約200ml)>
巨峰      100g(約100g)
赤パプリカ   1/8個
レモン     1/6個
水       50ml

<作り方>
1)巨峰は半分に切り、種をとる。
2)赤パプリカヘタと種を取り、一口大に切る。
3)ミキサーに、(1)と(2)、レモンの絞り、水を加えてなめらかになるまで約30秒回す。

Recipeのポイント
巨峰の皮には抗酸化作用のあるアントシアニンが含まれるので皮ごと、ビタミンC豊富な赤のパプリカとレモンとともに、美肌効果と疲労回復が期待できる組み合わせです。

<ぶどうのこと>
夏から秋を代表する果物のひとつ「ぶどう」は品種がとても多く全国で広く栽培されています。最近は、栽培技術、保存・流通技術の進歩、レッドグローブやトンプソンなどの輸入が増え、ほぼ一年中手に入るようになりました。

甘みと酸味をバランスよく含んだぶどうの主成分は果糖やブドウ糖などの糖類。糖類は体内に吸収されるとエネルギー源に換わるため、即効性の疲労効果があります。またカリウムを比較的多く含むので、ナトリウムの排出させるので、血圧を低下させる働きも。

黒、赤、黄緑とあるぶどうの皮の色。この色の違いは皮に含まれるアントシアニンの量の違いによるといわれています。アントシアニンは体のサビ、活性酸素を抑えるはたらきがあるポリフェノールの一種で、黒や赤の皮色品種に多く含まれています。種にも高い抗酸化作用があることが研究で分かってきていますので、皮ごと、種ごとミキサーでいただけるのスムージーやジュースでも取り方はおススメです。

<ぶどうの栽培はどんなところで…>
一日にうちで寒暖差が大きく、山あいで風通し良い、水はけの良い土壌が栽培に適しているといわれます。

熊本県内でも様々な地域で栽培されていますが、宇城地方では1990年に不知火町で河野隆夫氏が「藤稔」と「ピオーネ」を交配、選抜して育種2004年に品種登録された「ブラックビート」という熊本で生まれた品種もあるほど栽培が盛んな地域の一つです。そんな宇城地方の中でも中山間地域の気候で様々なフルーツが栽培されている豊野町は「フルーツ王国」として知られています。昨年からタイに輸出されている「シャインマスカット」は高評価で、2年目の今シーズンは特に高値がついたと聞き及びます。生産者さまが愛情をたっぷり注いで育てておられることがうかがえるエピソードのひとつ…。

先日、そんな豊野町にある「アグリパーク豊野」にお邪魔してきました。
「ぶどう」の収穫出荷は終盤にさしかかりましたが、これからの季節、特産の「豊野生姜」、根菜類、「太秋柿」やくまもと赤ブランドに認定されている「ブランド干し柿」もぞくぞく登場するそうです。豊穣の秋…山の恵みを探しに出かけてみませんか。

(取材協力 熊本県農業技術課・宇城地域振興局・アグリパーク豊野 http://agripark-toyono.net

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野菜王国くまもとすむーじぃ26

暑い夏に負けないために、腸を整えましょう

灼熱の太陽が照り付ける毎日…
そんな毎日は、腸をキレイにすることを心がけて元気をキープしたいものです。今回のスムージーは、疲労回復に有効なクエン酸、消化を助ける酵素を含むトロピカルフルーツの代表格パイナップルと美腸食材の代表ともいえるりんごに、爽やかな香りのバジルを組み合わせました。


パイナップル+りんご+バジルのスムージー

材料 出来上がり約200ml
パイナップル    1/6個
りんご       1/4個
バジルの葉     5枚
水         1/2カップ

作り方
1)パイナップルは、葉を切り落とし、縦に6等分に切る。芯の固い部分を切り落とす。一口大に切り込みを入れ、皮からナイフでそぎ取る。
2)りんごはよく洗い、皮付きのまま8等分に切って芯を除き、一口大に切る。
3)バジルの葉はちぎる。
4)ミキサーにすべての材料をいれて、なめらかになるまで攪拌する。

Recipeのポイント
消化を助ける酵素プロメラインを含むパイナップルと水溶性食物繊維豊富なりんごで腸の動きを整える組み合わせに、バジルのスパイシーで甘さがある爽やかな香りをプラス!暑い夏に、爽やかな香りの一杯です。

<パイナップルのこと>
甘酸っぱい果汁がたっぷりのパイナップルは、クエン酸が豊富で暑い夏の疲労回復にぴったりの果物。水分代謝を整えるカリウムや便秘予防にはたらく食物繊維も豊富です。プロメラインという酵素は消化を助け、胃もたれや胸やけを防ぐ効果があるといわれています。

<りんごのこと>
豊富に含む水溶性食物繊維ペクチンが腸の働きを整えて、便秘と下痢の両方を改善します。ペクチンにはコレステロールの吸収を抑える作用もあり、生活習慣病予防にも役立ちます。皮の部分にペクチンが多く含まれるので、皮ごと食べるのがおすすめです。


<バジルのこと>
シソ科の一年草スイートバジルは、イタリア料理でおなじみのハーブ。スパイシーで甘さのある甘さのある爽やかな香りで、消化促進作用や抗菌作用があります。ドライよりもフレッシュで使うほうが香りが引きたち、料理の仕上げにつかうとより効果的です。プランターでも簡単に栽培できるのでおすすめです。

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持田 成子

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野菜王国くまもとすむーじぃ25

おなかスッキリ!? 夏バテ予防には、夏野菜のスムージー

1年で最も日が長い時期。梅雨の真っただ中ですが、梅雨の晴れ間の日差しはもう夏そのものですね。雨が続くと体がだるくなりがちですが、出始めた「夏野菜=カリウムをたっぷり含む野菜」をしっかりとって元気に過ごしたいものです。

食物繊維、カリウムも豊富なとうもろこしをつかったスムージー、便秘の予防や改善にチカラを発揮してくれる一杯をご紹介します。


とうもろこし+サラダ玉ねぎ+牛乳のスムージー

材料(出来上がり約200ml)
とうもろこし(実をとりだす)  正味100g(大1/2本分)
サラダ玉ねぎ          30g(うすぎり)
牛乳              1/2 カップ

作り方

1)とうもろこしは、ナイフで実ととりだす。(とれたては是非生で!レンジで加熱するときは薄皮をつけたまま、600W で60秒くらい)

2)ミキサーに(1)のとうもろこし、薄切りにしたサラダ玉ねぎ、牛乳を入れてふたをしてなめらかになるまで、攪拌する。

Recipeのポイント
むくみや高血圧予防にはたらくカリウムが豊富な組み合わせです。また、玉ねぎの硫化アリルがとうもろこしの胚芽に含まれるビタミンB1の吸収を促進して疲労や不眠、夏バテの解消に。牛乳のビタミンB2が代謝アップ、とうもろこしと牛乳のカルシウムで骨も丈夫に!


<とうもろこしのこと>
ひげの数と同じ実が詰まっているといわれる「とうもろこし」。ひと粒、ひと粒の表皮にはセルロースという食物繊維が含まれています。セルロースは体内で水分を吸収してふくらみ、腸管を刺激して便通を促したり、体には不要な物質を吸着して体外に排泄するはたらきを持っています。

タンパク質や糖質を多く含み、野菜でありながら多くの国で主食としても食べられていることも特徴のひとつです。旬を迎える夏にかぶりつきたい夏野菜です。

粒が黄色一色のモノカラー、黄色と白の二色のバイカラー、ホワイト、3色、紫色などがあり、様々な品種が開発・栽培されています。今回のレシピに使用したのはホワイト種の「雪の妖精」というもの。きいろのとうもろこしでつくるとレモンイエローのスムージーに仕上がります。

 

「雪の妖精」はじめ数種のとうもろこしを栽培されている生産者さんを訪ねて…
熊本市内から高速を走ること約1時間半…海岸線を時折眺めながら目指したのは芦北町女島。Kama farm 釜博信さん。不知火海からの潮風に恵まれ温暖な気候のこの地で特産の柑橘栽培農家の4代目の釜さん。ご自身の代になってからこの気候を生かしてサラダ玉ねぎ「サラ玉ちゃん」の栽培を主に行う生産者さんです。

そんな釜さんが昨年からとうもろこしを栽培されている…しかもホワイト種!と聞きつけ、訪問しました。
圃場からすぐのところにある堤防を越えるとそこは海!不知火海からの潮風が自然のミネラル分を運んできて、除草剤は不使用、農薬・化学肥料をできるだけ低減した特別栽培でサラダ玉ねぎを栽培する熊本県認定エコファーマーでくまもとグリーン農業生産者です。

昨年からサラ玉ちゃんの裏作として緑肥も兼ねてとうもろこしの栽培を始められたそうです。1.2ヘクタールの面積で、「雪の妖精」→「プラチナホワイト」→「ピュアホワイト」の品種をリレー栽培。サラダ玉ねぎがユリ科なのに対し、とうもろこしはイネ科で、玉ねぎの連作障害の軽減につながっているとおっしゃいます。

夏場の旬野菜で、鮮度によって甘みの低下が著しいので収穫→出荷→生活者に届くまで、スピードが求められます。収穫は早朝5時半から2時間半。作業場に戻り箱詰めして11時には保冷車に乗せて出荷完了するそうです。

90日で収穫できる作物ですが、温暖な平坦地なので中山間部に比べて5日程早い生育スピードでもあるそうで、栽培をきちんと設計し、3か月頑張ると出来る!このような規模で可能性大な作物だと…。「緑肥の代わりになると思って始めたけどとうもろこしの魅力にはまってしまった!」と笑顔で話される釜さん。「県の“農業経営塾”に出会っていなかったら普通に柑橘農家の4代目だったかも」とも。とうもろこしの横では、間もなく収穫され「恋するマロン」という名のかぼちゃが育っていました。サラダ玉ちゃんもJAあしきた管内では最大規模で栽培され、その味も抜群です!

釜さんの経営されるワクワク農業で栽培品目とその可能性が広がっていきそうな予感を覚えつつ圃場を後にしました。

※今回の取材は、6月中に行ったもので、7月4日の熊本県南豪雨によって、釜さんの圃場は甚大な被害を受けられました。とうもろこしの畑も被害に遭われたと連絡を受けました。心よりお見舞い申し上げます。

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持田 成子

vege-table代表/野菜ソムリエ上級プロ/フードツーリズムマイスター/女子栄養大学生涯学習講師/くまもとふるさと食の名人

女子栄養大学在学中に[野菜のビタミン・ミネラルの季節変動]研究に携わったことがきっかけで野菜ソムリエの資格を取得。正しく食べることは「病気の予防=健康につながる」をモットーに予防医学を学んだ野菜ソムリエ上級プロとして食育や、レシピ開発、産地コーディネートなど食と農の周りで活動中。

野菜王国くまもとすむーじぃ24

運動不足によるむくみをスッキリ! な組み合わせのスムージー

紫陽花が美しい季節を迎えました。コロナ禍で自粛生活が続き、運動不足によるむくみのお悩み解消に、カリウムたっぷりの小松菜とグレープフルーツのスムージーをご紹介します。バナナをプラスしてむくみの解消に導きます。小松菜は野菜なのにカルシウムが豊富!女性に嬉しい葉酸や鉄分も補えます。爽やかな香りの一杯で、ストレス解消にも! 野菜・果物のチカラで近づく梅雨の鬱陶しい日々も元気に乗り越えたいものです。

<こまつな+グレープフルーツ+バナナのすむーじい>

材料 1人分約220ml
小松菜  30~40g(お好みで加減)
グレープフルーツ  1/2個
バナナ  1/2本
はちみつ  大さじ1
水  50~60ml

作り方
1)小松菜は根元を切り落とし、バナナは皮をむいてそれぞれ一口大に切る。
2)グレープフルーツは皮をむいて果肉をとりだす(白い部分はなるべくとリ除く)。
3)ミキサーにすべての材料をいれて、なめらかになるまで約20秒攪拌する。

<Recipeのポイント>
カリウム豊富な組み合わせ。栄養価高い緑黄色野菜こまつなは、アクが少ないのでスムージー向きの食材ですが、グレープフルーツとバナナを合わせることで、野菜特有の青臭さをおさえて、すっきりした飲み心地に仕上がります。

小松菜のこと…
ほうれんそうに比べてあっさり味の小松菜。栄養価が高い緑黄色野菜のひとつで、カルシウムが非常に多く含まれているのが特徴です。その量はほうれんそうの約3.5倍もあるのです。成長期の子どもや高齢者は積極的にとりたい野菜です。鉄や主要ミネラルも豊富で、美肌や老化防止に効果が期待されるビタミンCやカロテンもバランスよく含む女性の健康と美容の味方です。

グレープフルーツのこと…
爽やかな酸味で心身に活力を与えて元気にしてくれる清々しい香りと味わい。ビタミンC が豊富なうえ、苦み成分「ナリンギン」がビタミンCの吸収率を上げるので、美肌やストレス解消にはたらき、クエン酸は疲労回復に力を発揮します。


「小松菜」だったらこの人!おつづき農園緒續一馬さん…。もう何年になるのでしょう…
植木周辺の若手農家さんが集まる「うえきもんマルシェ」で「こまつなのスムージー」を試飲させていただいて以来のファンです。北区植木町で営まれる農園は、県内唯一の小松菜専業。新しい品種が出たら常に試験をし、品種ごとにある個性を周年で栽培できるように選別して、現在は3品種の小松菜を時期によって使い分けて栽培なさっています。

栽培・収穫のご苦労を伺ったところ、「小松菜は外葉から傷んでくるので、発芽した時の双葉を大切にしながら栽培します」とのこと。収穫時はハウスの遮光し、ハウス内で鮮度が長持ちするよう外葉を1~2枚はずして袋詰め、梱包、収穫後1時間以内には冷蔵車で出荷していくシステムをとっているとのこと。それはお客様にできるだけ新鮮な状態で手にとっていただくための心がけだとおっしゃいます。大規模なハウスでその迅速な収穫・出荷を徹底させるのは相当な覚悟あってのことと感じながら圃場を後にしました。

同じく植木町で「サガンルビー」という純国産の品種でグレープフルーツ栽培を手掛ける柑橘専門の宮本果樹園さん。2代目裕一さんの奥様の宮本好美さんは野菜ソムリエプロで野菜ソムリエコミュニティ熊本の仲間。3代目雄平さんという立派な後継者がいらっしゃるとは思えない若々しい柑橘美人の生産者さんです。

西インドが原産のこの柑橘…ひと枝に房状に結球するその姿がぶどうのようにみえることから名の由来がきているそうです。産地として知られているのは、アメリカのフロリダ州で、全世界の40%を占めています。温暖な地域に育つもので、耐寒性が弱いので、県北植木町の冬場の寒さでは外国産の品種では木が枯れたこともあったそうです。そこでこの国産品種を導入され、試行錯誤を繰り返されながらこの美しいグレープフルーツが収穫できるようになったそうです。園地でカットしていただくとほとばしるようなジューシー感。糖酸バランスのとれた果汁と爽やかな香りにたちまち魅了されました。

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持田 成子

vege-table代表/野菜ソムリエ上級プロ/フードツーリズムマイスター/女子栄養大学生涯学習講師/くまもとふるさと食の名人

女子栄養大学在学中に[野菜のビタミン・ミネラルの季節変動]研究に携わったことがきっかけで野菜ソムリエの資格を取得。正しく食べることは「病気の予防=健康につながる」をモットーに予防医学を学んだ野菜ソムリエ上級プロとして食育や、レシピ開発、産地コーディネートなど食と農の周りで活動中。

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栄養価の高いビーツで、手軽にパワーチャージ!

楠若葉を渡る風がさわやかな季節になりました。その爽やかな風に乗って、天草からハーブとともに真っ赤な色が印象的な「ビーツ」が届きました。この「ビーツ」は、地中海沿岸が原産の根菜。この鮮やかな赤は、自然着色料として使われることも多く、栄養もいっぱい! ビタミン・鉄、食物繊維、ミネラルなどが豊富な優れものです。なので、食べる輸血と言われているとか!?
ロシア料理のボルシチの材料としてお馴染みですが、スムージーやジュースだと生で手軽に召し上がれるんです。りんごやバナナと合わせて飲み心地よいレシピをご紹介します。

<ビーツ+りんご+バナナ+ヨーグルトのすむーじい>

材料 
1
人分200ml
ビーツ     40g
りんご     1/6個
バナナ     1/2本
ヨーグルト   100ml
水       少々

作り方
1)ビーツはよく洗って皮ごといちょう切りにする。
2)りんごとバナナは皮をむいて一口大に切る。
3)ミキサーに水以外の材料をいれて、なめらかになるまで攪拌する。回りにくかったら、水を 適宜加えて回す。

 

<ビーツのこと>
ビートルート、レッドビート、テーブルビートなどの呼び名もあり、形がカブと似ているので、日本では「赤カブ」、英語でも古くは「Blood turnip(血カブ)」と呼ばれることもありましたが、カブが属するアブラナ科ではなくほうれんそうと同じアカザ科の仲間です。

特徴
砂糖の原料となる甜菜(テンサイ)と同じ仲間で、砂糖かぶともいわれるほど根菜としてはかなりの甘さ。輪切りにすると赤と白の年輪のような模様が現れます。
日本ではロシア料理のボルシチに使われる根菜というイメージが強いですが、ヨーロッパでは昔から健康によい野菜として知られていて、古代ローマ人は発熱や便秘の治療にビーツを使ったと伝えられています。

旬と産地は?
輸入ものが多く、瓶詰や缶詰めが一般的ですが、国内では長野や茨城などで栽培され、は年に2回収穫が可能で、6月〜7月、11月〜12月が旬です。今回のビーツは、天草市にあるNaturalHerb香草園さまより届きました。

栄養は?
カリウム、ナトリウム、カルシウムなどのミネラルはもちろん、ナイアシン、パントテン酸などのビタミンB群、食物繊維などが含まれるほか、ベタシアニン、ベタインなどほかの野菜にはなかなかない成分が含まれています。さらに、ビーツに含まれる「ラフィノース」というオリゴ糖の働きや、ビーツの赤色を示すベタシアニン、ベタキサンチンが持つ抗酸化作用などが期待されている健康野菜です。

このように美容と健康効果が高い、魅力的な「ビーツ」。鮮やかな色で目からも元気をいただけそうでしょう。見かけられたら是非、今回のスムージーはもちろん、サラダや、グリル、煮込み料理などいろいろと作ってみてください。


ちなみに、今回つかったヨーグルトは、合志市にあるオオヤブデイリーファームの商品です。HPにはオンラインショップもあるので、ぜひのぞいてみてください。

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持田 成子

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体の中からケアしたい。紫外線に負けないすむーじぃ!?

三寒四温…まだ寒さは残っているものの温かい日差しが降り注ぐようになりました。満開の梅の香りに誘われて春の足音感じるこの頃です。水分たっぷりの旬の野菜・果物は気持ちをシャキっと、春のスイッチを押してくれます。トマトや赤いパプリカ、いちごに豊富なビタミンCは、風邪の症状をおさえたり、予防にも。また、気になるシミ・ソバカスの予防に力を発揮してくれます。

パワフル、エネルギッシュ、ポジテイブで、食欲を増進させてくれる、赤い色のスムージーをご紹介します。

★トマト+赤パプリカ+いちごのスムージー★

<材料>できあがり約150ml
トマト     1/2個(約70g)
赤パプリカ   1/4個(約50g)
いちご     5~6粒
水       適量(30~50ml)

<作り方>
1)トマトと赤パプリカはヘタをとり、一口大に切る。
2)ミキサーにトマト、パプリカ、へたをとったいちごをいれてなめらかになるまで攪拌する(回りにくい時は水を加える。

<Recipeのポイント>
トマト、赤パプリカ、いちごに豊富なビタミンCはストレス和らげてくれる効果にも期待! また、ビタミンCは肌のコンディションを整えることにも力を発揮します。抗酸化力も高い組み合わせは免疫力のアップにもつながります。

<赤の色素>
◎トマトのリコピン
カロテノイドの一種。抗酸化力はビタミンCの約100倍ともいわれています。トマト
の果実が緑色から赤く完熟するにつれて、光合成によって生成されます。

◎赤パプリカのカプサンチン
カロテノイドの一種。抗酸化力はリコピンと同等、あるいはそれ以上ともいわれています。カプサンチンはナス科トウガラシ属に含まれ、最初は緑色の果実が完熟して赤く色づくと、カプサンチンが生成されます。

<紫の色素>
◎いちごのアントシアニン
ポリフェノールのフラボノイドの一種。目の疲労回復や血圧上昇を抑制するはたらきが期待されている。紫外線対策やアンチエイジングに強い抗酸化力をもつといわれています。


「トマトといちごの産地 横島町を訪ねて…」
熊本県北西部に位置し、有明海に面した干拓地、横島町。小高い外平山はその昔、有明海に浮かぶ島、それ以外は江戸時代の干拓によってできたこの地域は、干拓地特有のミネラル豊富な土壌で、トマトやミニトマト、いちごの栽培が盛んなところです。町にある直売所「YBOX」には町が誇る特産物があふれていました。
その横島町で、冬の長い日照時間、昼夜の激しい寒暖差の環境を活かし、土づくりにこだわった農法で完熟トマトを生産されている蘇鉄園芸さんに伺ってきました。

トマトの主な品種は、甘みと酸味、旨みのバランスがとれた「桃太郎プレミアム」とミニトマト「千果」。1粒1粒、手作業で愛情をこめて種を播き、苗をつくって定植し、自然受粉で愛情込めて育てられている糖度7以上のトマトたちの美味しさのヒミツのひとつは、いつ伺っても笑顔で迎えてくださるご夫妻の愛情…。濃い味わいや香りが特徴です。


 (圃場写真:(有)蘇鉄園芸)

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野菜王国くまもとすむーじぃ19

年末年始のごちそう胃疲れを癒してくれる!

カラダの調子を整えてくれる「yasai」。
旬の野菜は、体の調整役をしてくれる栄養素をたっぷり含んでいます。

ごちそう続きのこの季節、気がついたら野菜不足だったり、胃がつかれていたり…そんなときには負担がかからない消化吸収のよいものをとって胃を休ませることも必要です。消化を促進させてくれる成分を含む旬の大根をつかったレシピをご紹介します。

大根に含まれる消化酵素ジアスターゼがデンプンの消化をたすけ、胃もたれや胸やけを緩和してくれます。りんごのペクチンが便通を整えるチカラを発揮する…お助けスムージーです。

 

<大根とりんごのスムージー>
材料 出来上がり約200ml
大根    50g
りんご   1/2 個
はちみつ  大さじ1
水     1/4カップ

 作り方
1)大根は皮をむいて一口大に切る。
2)りんごは、ヘタと種を取り除き、一口大に切る。
3) 大根 りんご、はちみつと水をいれ、なめらかになるまで攪拌する。

 

【大根のこと】
大根の特徴のひとつは、消化酵素を含むこと。なかでも代表的なジアスターゼはデンプンを分解する酵素で、炭水化物の消化を助け、食べ過ぎによる胃もたれや胸やけを予防します。ジアスターゼや、豊富なビタミンCは熱に弱いのでできるだけ生でとるのがおススメです。

 【りんごのこと】
りんごは腸をキレイにしてくれる美腸食材。水溶性食物繊維ペクチンが腸の動きを整えて便秘と下痢の両方を改善してくれます。



小さな島で育つ大きな大根…

島原半島と天草上島の間 有明海に浮かぶ 全周約6.5kmほど、標高100mのおわんを伏せたような台形の島 『湯島』。史上最大のキリシタン一揆「天草・島原の乱」の作戦が練られたと言う由来もあるこの島、『談合島』とも言われています。この島の周辺は、養分をたくさん含んだ海水が早崎瀬戸から有明海に流れ込みそのプランクトンを食べて育った小エビや小魚を狙う鯛が群れて、鯛の1本釣りで…漁業中心、特産品も湯島鯛やわかめ、あわび等魚介類が中心ですが、この台形の島の山頂部分の平地は、寒風強い気候と栄養分を多く含んだ柔らかい独特の土壌で、幻の大根とよばれる『湯島大根』という、とても太くて糖度が高く、柔らかい大根が育っています。

生産者さんも少なく、「幻の…」といわれるほど、なかなか出会えませんが、「道の駅上天草さんぱーる」や熊本市内のスーパーで見かけられたら是非召し上がってみてください。

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持田 成子

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野菜王国くまもとすむーじぃ18

寒さに負けないモン、熊本産のスムージー

黄金色の銀杏の葉が散り、日ごとに寒さが増して冬の到来を感じる頃になりました。

みかんやにんじんのカロテンで免疫力アップが期待でき、みかんやしょうがの作用で体を温める…風邪予防や冷え性解消におすすめの一杯をご紹介します。


<みかんとにんじん、しょうがのホットスムージー>

材料(出来上がり200ml)
みかん   1個
にんじん  50g
しょうが   5g

作り方
1)みかんは皮をむき、小房に分ける。
2)にんじんは小さめのいちょう切りにする。
3)しょうがはすりおろす。
4)ミキサーに材料を入れてなめらかになるまで攪拌する。
5)マグカップに入れてラップをし、電子レンジで約1分加熱する。



【みかんのこと】
みかん王国、熊本では6月~9月にかけてハウスみかん、それ以降は年間を通して多種多様な露地みかんが10月~2月まで次々に出荷されています。

<極早生>肥のあかり・豊福・肥のあけぼの→<早生>肥のあすか・木村早生・宮川早生・肥後早生・興津→<晩生>青島→金峰…と、品種のリレーが続きます。熊本県では、豊福、肥のあけぼの、肥のさやか、肥のあすか、肥のあかり、肥のみらいなど、地域の気候や土壌に合う品種が研究・育成されています。

●主な栄養と機能性
ビタミンCが豊富で、美肌づくりや免疫力を高め、風邪予防にも役立ちます。カロテンはトマトの約2倍、100g中1000μgも含まれ、皮膚や粘膜を丈夫に。カリウムはナトリウムとともに体内の水分を調整し、血圧を正常に保つ働きを。ビタミンPは白い薄皮部分に含まれ、血管壁を丈夫に、動脈硬化を予防する効果があります。

食べるときは、薄皮ごと?それとも果肉のみ?
薄皮100gあたりのカリウム含有量は274㎎、果肉100gあたりは115㎎です。みかん1個で比べると、1個食べたときに口に入るカリウムの量は薄皮ごと食べると97.8㎎、果肉だけだと、87.4㎎。つまり薄皮ごと食べるほうが約1.1倍多く摂取できるのです。薄皮は食物繊維やビタミンPも豊富です。(分析:女子栄養大学生物有機研研究室)


【にんじんのこと】
熊本県では山鹿市、菊陽町、大津町が国の野菜指定産地として、肥沃で水はけのよい土壌をいかしてにんじんの生産が盛んにおこなわれています。

主な栄養と機能性
鮮やかなオレンジ色の色素がカロテン。カロテンは皮膚や粘膜を丈夫にして風邪やウイルス感染を予防するほか、優れた抗酸化作用で動脈硬化やガン、心臓病予防にも力を発揮します。カリウムも豊富で体内の水分バランスを正常に保つ働きがあります。


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持田 成子

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メンタルの不調にも?!熊本産のスムージー

秋はメンタルの不調が出やすい季節…食べるものにちょっぴり気をつけるだけで症状も改善します。もちろん、ストレスを抱え込まないようにすることも必要です。

「なんとなく疲れている」「なんだか少し憂鬱な気分…」な時にもおススメ。

ストレスを受けると消耗しがちなビタミンCをたっぷりチャージできるレシピをご紹介します。


<ゴールドキウイ+パプリカのスムージー>

材料 出来上がり約180ml
ゴールドキウイ(キウイ)     1個
パプリカ(黄)          50g
レモン              1/8個
水                30ml

作り方
1 ゴールドキウイは、ヘタをとって皮をむき、一口大に切る。
2 パプリカは、ヘタと種を取り除き、一口大に切る。
3 レモンはくし形に切って皮をむく。
4 ミキサーにゴールドキウイ、パプリカ、レモンを入れて水を加え、なめらかになるまで攪拌する。


【キウイのこと】
抗ストレス作用の強いビタミンCをたっぷり含むキウイは、1個でみかん約3個分のビタミンCを摂取することができます。ビタミンEも豊富で、ビタミンCとの相乗効果で優れた抗酸化力を発揮するといわれています。ビタミンC、Eは肌荒れ解消にもチカラを発揮するので両方が豊富なキウイは、女性に嬉しい果物のひとつです。またタンパク質を分解する酵素を含んでいるので、肉料理とともに摂ると消化を助けて胃もたれを防いでくれます。

【パプリカのこと】
ピーマンの仲間ですが、ピーマン特有の苦みがなく、ほのかな甘みとジューシーさはサラダやスムージーなど生食向き。カロテンやビタミンCもピーマンより多く含み、栄養的にも優れた野菜です。

【レモンのこと】
美容と健康に欠かせないビタミンÇが豊富。ひと絞りすると酸味の主体のクエン酸がエネルギーの代謝を活発にして疲労回復を早めてくれます。

 

自然栽培でたわわに実るゴールドキウイに会いに…


玉名郡玉東町で自然栽培に取り組んでいらっしゃる「にしだ果樹園」さん。久しぶりにお邪魔した園地ではゴールドキウイたちがたわわに実っていました。おじいさまから受け継いだ果樹園で、外から肥料や農薬を持ち込まない、(果樹園の)中から草や落ち葉を持ち出さない、ここにあるものだけで果実を育てる!「ここでは虫も大切な従業員」とおっしゃる代表の西田淳一さん。草刈り、剪定、収穫のタイミングを月の満ち欠けを利用して決める栽培方法で年間約30種類もの果実を栽培なさっています。信念と哲学を持って栽培される熱い想いを語ってくださる眼はときに鋭いものがありますが、育った果実を見つめられる瞳は優しく、キラキラ…。果樹園では、太陽をたくさん浴びて育てられたゴールドキウイやレモンたちがキラキラと輝いていました。月と太陽から生まれる「月読み果実たち」に会いにいらしてみませんか。(写真:にしだ果樹園)

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野菜王国くまもとすむーじぃ16

かぜをひいたら、ビタミンCをたっぷり補給!

空気が澄んで秋晴れの日が続きますが、今季はまだまだ日中が真夏日のような暑さ、朝夕の気温差でかぜなど召されていませんか。かぜをひいてしまったらいつもより多めにビタミンC をとることが特効薬。ビタミンC豊富な柿と青ゆずで補給。体を温める作用のショウガをプラスして万全の対策になる組み合わせをご紹介します。かぜのひきはじめにもおススメです。


材料出来上がり 200ml分
柿   1個
青ゆず 1/3個
しょうが 1/2かけ
水    50ml

作り方
1)柿は皮をむいてヘタと種をのぞき、一口大に切る。
2)青ゆずは絞る。
3)しょうがは皮をこそげて、すりおろす。
4)ミキサーに柿と青ゆずの果汁、しょうがのすりおろしをいれてなめらかになるまで回す。



<柿のこと>
中国が原産で、奈良県では大和朝廷の時代から栽培されていたとの記録が残されているくらい、古来より日本人に親しまれてきた果実のひとつです。
大きく分けて「甘柿」と「渋柿」に分類でき、受粉に関係なく渋が抜ける「完全甘柿」、受粉で種ができることにより渋が抜ける「不完全甘柿」、受粉しなくても結実する単為結果で渋抜きが必要な「渋柿」です。品種の数は1000を超えるといわれ、地方品種もたくさんあります。熊本県では「太秋」が有名で「太秋」としては生産高全国1位を誇ります。

栄養・機能性
昔から「柿が赤くなると医者が青くなる」ということわざがあるように、柿はビタミン・ミネラルが豊富です。ビタミンCは100g(約1/2個)あたり70㎎。・抗酸化作用が高いβカロテンやβクリプトキサンチンも豊富。体内の余計な塩分を排出してむくみを防ぐカリウムが豊富。渋味成分タンニンにはアルコール分解作用があり二日酔い解消に効果的です。


<ショウガのこと>
年間生産高全国2,3位を誇る熊本県のショウガ。中山間地域での栽培が盛んで、主な産地は、八代市東陽町や宇城市小川町…。県全体の約8割を占めています。

栄養・機能性
爽やかな辛みの主成分はジンゲロール。加熱するとショウガオールに変化します。強力なたんぱく質分解酵素を持ち、肉を柔らかくします。発汗や消化を促進するほか強力な殺菌力も持ちます。

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持田 成子

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野菜王国くまもとすむーじぃ15

なんとなく不調の時に、整えてくれるすむーじぃ!?

ようやく朝夕は過ごしやすくなってきました。

虫の音に初秋の訪れを感じる頃ですが、そろそろ夏の疲れや女性ホルモンの乱れからだるさを感じたり…。体を温める作用がある桃に、バナナのビタミンB6や豆乳に豊富なイソフラボンがホルモンのバランス整えるのにチカラを発揮してくれます。

今月は香りも優美な桃をつかったスムージーのご紹介です。

桃+バナナ+豆乳のスムージー

<材料>出来上がり150 ml
もも   1/2個
バナナ  1/2本
豆乳   1/4カップ

<作り方>
1)桃は皮をむいて芯を除き、一口大に切る。
2)バナナも皮をむき、一口大に切る。
3)ミキサーに⓵と②をいれて豆乳を注ぎ、なめらかになるまで回す。


<桃のこと>

■栄養・機能性
ビタミン・ミネラルはそれほど多くないものの、カリウムは100g中180㎎含み、ナトリウムとの体内バランスを保ち血圧を下げる働きをします。

水溶性食物繊維のペクチンは便秘改善効果が期待され、コレステロール値上昇を抑え、動脈硬化予防効果も期待できます。また、豊富なクエン酸やリンゴ酸は疲労回復に役立ち、ナイアシンは冷え性予防効果が期待できるといわれています。

■選び方
形が丸く整い、持つと重みがあって甘い香りを放っているもの。色づきがきれいで、産毛が生えているものがおすすめ。

■保存方法
風通しの良い常温で保存。冷やし過ぎると甘みが薄れるので、食べる2~3時間前に冷蔵庫で冷やすと美味しくいただけます。

■県内の産地はどのあたり?
人吉・球磨地方は山に囲まれた盆地の気候で、特に季節の寒暖の差が激しく、夏冬の気温差は40℃を超えます。また、昼夜の気温差も大きいため、農産物の糖度が高いという特徴があります。その中でも、特に錦町は「フルーツの町」として名高く、県下最大の桃の産地として知られており、栽培されている桃は豊かな香りと上品な甘みが特徴です。


(圃場:錦町の勘米良農園)

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持田 成子

vege-table代表/野菜ソムリエ上級プロ/フードツーリズムマイスター/女子栄養大学生涯学習講師/くまもとふるさと食の名人

女子栄養大学在学中に[野菜のビタミン・ミネラルの季節変動]研究に携わったことがきっかけで野菜ソムリエの資格を取得。正しく食べることは「病気の予防=健康につながる」をモットーに予防医学を学んだ野菜ソムリエ上級プロとして食育や、レシピ開発、産地コーディネートなど食と農の周りで活動中。

野菜王国くまもとすむーじぃ14

紫外線対策、夏バテ予防に!あの夏野菜!

早朝からセミの鳴き声が賑やかですね
じりじり焼けるように暑い毎日に立ち向かうために人気の夏野菜ゴーヤ。
独特の苦み成分と抗酸化力を持つビタミンCが飛び抜けて豊富です。
晩柑を組み合わせで灼熱の夏の紫外線対策にいかがでしょうか。

★ゴーヤとあまくさ晩柑のスムージー★

材料(できあがり約250ml)
ゴーヤ    4cm 40g
あまくさ晩柑 1/2
はちみつ   小さじ2

作り方
1)ゴーヤは縦半分に切り、ワタをスプーンでくりぬいて1㎝幅に切る。
2)晩柑は皮をむき、薄皮ごと一口大に切る。
3)ミキサーに12と好みではちみつをを入れ、なめらかになるまで攪拌する。

<Recipeのポイント>
ゴーヤの独特の苦み成分モモルデシンには食欲増進効果があります。ワタをスプーンできれいにとることで苦みを和らげ、爽やかな酸味の晩柑と合わせてスッキリした飲み味です。好みではちみつの量を調節してください。

<ゴーヤのこと>
独特な苦み成分が特徴のゴーヤは、沖縄や鹿児島などの伝統野菜でしたが、夏の暑さから体を守ってくれる野菜として夏の店頭の定番に、暑さ除けになるゴーヤカーテンとして家庭菜園でも人気です。

ビタミンC、カリウム、マグネシウムなどをたっぷり含みます。特に体の抵抗力を高めるビタミンCが豊富で、ゴーヤに含まれるものは加熱しても壊れにくいのが特徴です。ビタミンCには胃の働きを活発にしたり、夏の強い日ざしから肌を守ったり夏風邪予防に強い抗酸化作用が期待できます。また豊富なカリウムが筋肉の収縮をスムーズにするので、肉体疲労時にゴーヤを食べると疲労回復に良いといわれています。

選び方は、品種によっても異なりますが、濃い緑色でイボがしっかりついているもの。かたくずっしりしたものを選ぶと良いでしょう。

<あまくさ晩柑のこと>
熊本の数ある柑橘の中でも最も出荷が遅く、夏まで売り出される「あまくさ晩柑」。もともとは昭和10年、熊本市河内町(現在の熊本市西区河内町)で偶然に発見され、「河内晩柑」と品種登録されたもの。その中でも主産地の天草で生産されるものが「あまくさ晩柑」と呼ばれています。特徴は別名「ジューシーフルーツ」ともいわれるほど果汁がたっぷり、酸味も少なくすっきりとした甘さの爽やかな柑橘です。

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持田 成子

vege-table代表/野菜ソムリエ上級プロ/フードツーリズムマイスター/女子栄養大学生涯学習講師/くまもとふるさと食の名人

女子栄養大学在学中に[野菜のビタミン・ミネラルの季節変動]研究に携わったことがきっかけで野菜ソムリエの資格を取得。正しく食べることは「病気の予防=健康につながる」をモットーに予防医学を学んだ野菜ソムリエ上級プロとして食育や、レシピ開発、産地コーディネートなど食と農の周りで活動中。

野菜王国くまもとすむーじぃ13

むくみスッキリ! なスムージー

不快指数高い毎日ですがいかがお過ごしでしょうか。
ついつい水分を摂り過ぎると夕方には足がパンパンになったり
朝から顔がむくむ…こんな悩みありませんか。
今回は、体内の余分な水分を外に出してくれる
カリウム豊富な組み合わせのスムージーをご紹介します。


★肥後グリーンメロンとスイカのスムージー★

材料<できあがり約250 ml>
肥後グリーンメロン (ちいさめのもの) 1/8個
スイカ               100g

作り方
1)肥後グリーンメロンは皮と中わた(種)ものぞき、一口大に切る。
2)スイカは皮と種をのぞき、一口大に切る。
3)ミキサーに1と2を入れて、なめらかになるまで攪拌する。 

 

[Recipeのポイント!]
水分や塩分の摂り過ぎによって起こるむくみ。メロンやスイカは利尿作用が高く、塩分や水分を排出する作用があるのでむくみを改善したい時におススメです。


<肥後グリーンメロンのこと>
「肥後グリーン」は果肉が濃い緑色が特徴のネット系青肉メロンです。奈良県の会社で開発された品種で、おもに熊本県で栽培されています。大玉で果皮はやや濃い目の緑色。表面に細かいネット模様が出ますが、網目が粗いものもあります。薄い緑色の果肉は甘味が強く、完熟すると果汁が豊富でとろけるような舌触りです。糖度は高いのですが、すっきりとした爽やかな味わいが人気のメロンです。

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持田 成子

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野菜王国くまもとすむーじぃ12

夏の訪れを告げるびわとトマト

今回ご紹介するスムージーは、
夏の訪れを告げるびわと、リコピン豊富なトマト。
生活習慣病の予防に良い組み合わせです。

多くの果実が品種をリレーしながら長い期間楽しめる中、
この「びわ」は5月から6月にかけてしか味わえない
季節感あふれる果物です。
寒さに弱いびわは、温暖な気候の天草地域の特産物。
天草の潮風を浴びて育ったさわやかな甘さのびわと
干拓地でミネラル分たっぷりに育つトマトのマリアージュのスムージーをご紹介します。

★びわ+トマトのスムージー★

<材料> できあがり約
150ml
びわ    中くらい5
トマト   中1
オリーブオイル 小さじ1

<作り方>
1)びわはへそからヘタにむかって皮を手でむいて、2つに割り種をとる。
2)トマトはヘタをとって4つ割にする。
3)ミキサーにびわとトマトを入れてなめらかになるまで回し、オリーブオイルを加えてグラスに注ぐ。

<Recipeのポイント>
強い抗酸化作用を持つβカロテンとポリフェノールの一種クロロゲン酸を含むびわと、同じくβカロテンとリコピン豊富なトマトの組み合わせは、生活習慣病予防に良さそうです。βカロテンとリコピンは脂溶性なので、オリーブオイルをプラスすると吸収率がアップします。

<天草びわのこと>
大正末期から昭和初期にかけて茂木びわの実生を育てたのが「天草びわ」の栽培のはじまりと言われています。天草のびわは甘く、肉質がやわらかく、比較的大粒なのが特徴です。冬でも温暖な天草地域では生産者の努力で高品質のびわが出荷し続けられています。

びわの見分け方
全体的にハリがあるふっくらしたもの。表面のうぶ毛があまりとれていないものがおいしいびわのサイン!

保存方法
ほかの果物のように追熟して甘みが増すというものではないので購入したらできるだけ新鮮なうちに直ぐ!

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持田 成子

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女子栄養大学在学中に[野菜のビタミン・ミネラルの季節変動]研究に携わったことがきっかけで野菜ソムリエの資格を取得。正しく食べることは「病気の予防=健康につながる」をモットーに予防医学を学んだ野菜ソムリエ上級プロとして食育や、レシピ開発、産地コーディネートなど食と農の周りで活動中。

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