野菜王国くまもとすむーじぃ07

白いブーケのような冬野菜カリフラワーで風邪対策や胃腸の健康に!

花のつぼみ、花蕾(からい)を食べるカリフラワーは、
ほのかな甘みがあり新鮮なものはサラダや彩りある付け合わせに
生でも食べられます。熊本県内では、
八代地域を中心に全国トップレベルの生産量を誇り、これからが旬!
華やかなシーズンに、
白いブーケのようなカリフラワーとデコポンのスムージーをご紹介します。

★カリフラワー+デコポン+りんごのスムージー★

<材料:できあがり約250cc>
カリフラワー  3房
デコポン    1/2個
りんご     1/4個
水       1/4カップ

<つくり方>
1)デコポンは皮をむき、ざく切りに。
りんごは皮と芯を除き、一口大に切る。
2)ミキサーにカリフラワー、デコポン、りんごを入れ、
水を加えてなめらかになるまで回す。

<レシピのポイント>
ビタミンCや食物繊維たっぷりの組み合わせ。
カリフラワー、デコポンに含まれるビタミンCは
強固なコラーゲン作りに必要な栄養。
風邪予防にはもちろん、ハリのある肌、
骨や関節のコラーゲンにも力を発揮します。
カリフラワーとりんごに豊富な
カリウムと食物繊維は、
冬に高くなりがちな血圧を抑えることにも
働くといわれています。


(写真はにじいろ農園さん)

<カリフラワーのこと>
原産地と種類は?:
地中海沿岸が原産で、ケールやキャベツ類の突然変異で生まれたといわれるアブラナ科の野菜。明治時代に渡来し普及しました。緑黄色野菜の人気に押されて生産量が減っていましたが、近年は、主流の白色に加えオレンジや紫のもの、円錐形で黄緑色のロマネスコなどカラフルな種類が出てきて熊本では生産面積も、生産量増えています。

栄養は?:
カリフラワーに含まれるビタミンCは、加熱損失が少ないのが特徴。その量はキャベツの約2倍とされる。ビタミンCは風邪のウイルスを抑えるので冬の風邪対策に。ビタミンCに加え、アブラナ科の野菜特有のイソチオシアネートを含むので、辛みが胃を刺激して食欲増進に、血栓予防にも効果も期待できます。発がん性物質を抑える働きがあるといわれ、ガン予防に作用する野菜としても注目されています。


(写真は宮本果樹園さん)

<デコポンのこと>
品種は「不知火」清見✖ポンカンの掛け合わせで誕生したもの。デコポンは熊本県の登録商標で糖度13度以上、クエン酸1%以下で光センサーで識別。頭に凸がついた特徴的な外観で、高糖度だがさっぱり、皮もむきやすいので人気の柑橘。

この記事を書いたひと

持田 成子

vege-table代表/野菜ソムリエ上級プロ/フードツーリズムマイスター/女子栄養大学生涯学習講師/くまもとふるさと食の名人

女子栄養大学在学中に[野菜のビタミン・ミネラルの季節変動]研究に携わったことがきっかけで野菜ソムリエの資格を取得。正しく食べることは「病気の予防=健康につながる」をモットーに予防医学を学んだ野菜ソムリエ上級プロとして食育や、レシピ開発、産地コーディネートなど食と農の周りで活動中。

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