春陽ばぁばの孫に伝えたい熊本ごはん04

美里町の郷土料理「みそだご」

小麦粉とみそと季節の野菜を入れたごくごくシンプルな焼団子
レシピもほとんどなく口伝てで地域や家庭に伝わる料理のために
味付けも具材も使う粉や分量もそれぞれです。

今回はこの「みそだご」を作ってみました。

ちょっと見た感じは
膨らんでないホットケーキか具のないお好み焼き。

食べて見ると韓国のチヂミ風。

しかし、飽きない感じのお腹にしっかりたまるだご。
農繁期の忙しい時期の昼ごはん、
もしくは小昼として作られていたものだと思います。

具材は、ニラや白菜、人参、ねぎ。
我が家で取れた旬の野菜をいれて作るものだそうです。

今回はネギを入れてシンプルに小麦粉と味噌だけで作りました。
味噌の香ばしささとネギの甘味で
とてもおいしくできました。
甘くないおやつとして子供にも最適。
大人のお酒のつまみにも!

きっと昔は手前味噌で作っていたんだろうな。
懐かしくておいしいみそだごです

 

◆みそだごレシピ(2人分)

ねぎ(にら) 50g
小麦粉   160g
みそ    大さじ2
油     大さじ1
水     100ml

◆作り方

(1)ねぎやにらは輪切りか小さく切る
(2)小麦粉を水で溶く(お好み焼きくらいの硬さ)
(3)(2)に味噌と具材を入れて混ぜる
(4)フライパンに油を引いて丸く伸ばして焼く

簡単なので、ぜひつくってみてください。


今回は、ばぁばといっしょのいっちー。
数え年3歳の七五三、かみおきさん。
生まれた時のお宮参りで羽織ったものを身長に合わせて縫いあげして、
その上から「陣羽織」を羽織ってお祝いするそうです。
これは、熊本ならではの行事だとか。


ばぁば、次は熊本ごはん、食べるよ〜

この記事を書いたひと

相藤 春陽

2018年4月にオープンした食を中心にした研究所HARULab.代表
家庭料理を中心にした旬の食材を使う「旬の台所」料理教室を主宰。レシピ開発、フードコーディネート、食育講演なども行う。プライベートではもうすぐ2歳の孫がいるおばあちゃん。次世代に伝えたい、熊本の食を発信していきます。

http://www.wellsole.jp
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