シマノタネ通信from天草02

どうだ! まいったか!?

上天草市松島町の教良木ダムの上流にある
「祝口(いわいぐち)観音の滝」へ行った帰り道。

「太郎丸嶽」「次郎丸嶽」の麓に広がる集落で
ちいさな花畑を見つけました。

沿道から少し離れた畑に咲く赤い花。
サルビアに見えなくもないけど、なんだか違う気もする。

いったいなんなの!?

いてもたってもいられなくなり、
とりあえずUターン。
近くにあった神社の空き地に車を止めて
駆け寄ってみると・・・

ん!?

え!?

こ、これはっ!
は、花じゃない・・・(愕然)

トウガラシ!!!!!

真っ赤に色づくトウガラシ畑。
それにしても見事な色づきです。
収穫作業をなさっていた農家さんにご挨拶。

「こんにちはー。赤っか花ん咲いとるけん
なんやろかーって思うて来てみたら、
トウガラシやったけん、たまがったです」

「花ね!?そがん見える?」

 

若干、農家さんを困惑させてしまった気もしますが。
本当に綺麗だったんだから仕方ない(苦笑)

「そういえば、いつも「まいったか!朱次郎」っていう粉末ば
使いよっとですけど、あれも松島だった気が・・・」

「あ、知っとる?そん畑よ」

へ?

この日2度目のびっくり。
なんと。我が家で日々、愛用中の
トウガラシ粉末が生まれる畑でした。

農薬を使わず栽培し、手摘みしたトウガラシを
天日で乾燥させ、粉末加工してつくられる

「まいったか!朱次郎」

すっきりさわやかな辛味のなかに、
ほのかな甘みを感じる気がして
ついリピートしてしまうのです。

我が家では、粉末を麺類や炒めもの、カレーなどに、
瓶詰めの練りタイプを、鍋や刺身などに使います。

ちなみに本渡の「苓州屋」では、
これを使った黒ごま坦々風のつけそばが出されていたり、

同じく本渡の「松下かまぼこ店」では
これを生地に練りこんだ「朱次郎天」なるものが人気だったり。

大矢野では手が止まらなくなる辛いお菓子に変身していたり、
宇土半島では有明海苔とのコラボを果たしていたりと、
朱次郎ファミリーは日々、増殖中!

天草のおいしさはつきることがないのだ!

どうだ、まいったか!(笑)

ということで、今回のわたしの天草自慢はこの辺で。

この記事を書いたひと

木下 真弓

天草育ち、熊本市在住、エディター&ライター、3児の母、ソルトコーディネーター、食の6次産業化プロデューサー。ふるさと愛が高じて、天草の島々にあるちいさなタネ(衣食住のくらしにまつわる魅力や、歴史・文化の糸口)を見つける・育む・つなぐことをコンセプトに「シマノタネ」を起業。

http://www.shimanotane.jp
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