熊本なにコレ物産館33
地元、熊本にもまだまだ知らない・知られていないお宝食材がたくさんあるなぁ…
ということを改めて実感した「上天草ブランド認証審査会」。
今回、審査員として初参加してきました。
事前に過去の認証品リストを見たところ、
天草大王燻製や天草梅肉ポーク、柑橘から生まれた肉に合うジャムなどなど、
日ごろから好んで購入しているものが並んでいて審査前から期待が高まります。こちらは審査会場の外に広がる上天草の海。
何度見てもその美しさにはため息が出ますね。
さて、審査会。
いずれもポテンシャルの高い生産品ばかりでしたが、
品質や味はもちろん、上天草市らしいもの、独自性や新規性といった様々な角度から審査の結果、次の6品が認証されました。
本ブログでは、私が特に印象に残った二品をご紹介いたします。
まずは、フジオカの「旨甘 活〆冷凍車海老」。
氷水で活〆の様子を目の前で拝見しました。
新鮮なまま活〆し、真空パックで急速冷凍される車海老は、
流水解凍後、生食も可能。
おがくず入りで活きたまま届く車海老が苦手、という方にもよろこばれそうです。
また、同社の車海老は髭の長さも特徴の一つ。
広々とした養殖池でのびのびと育っている証拠です。
さらに、流水解凍をしたときに海老が“つ”の字に曲がるのは新鮮だから。
活〆の海老はぷりっぷりで活車海老よりも甘みが強く、いうことなし!の逸品でした。
それからもう一つは、
くまもと海洋かいはつの「天草牡蠣 塔の崎」。
有明海と八代海の潮が合流する上天草・塔ノ崎の海水は、プランクトンやミネラルが豊富なのだそうです。
この時期にとれるのは真ガキ。
ぷりっ、とぅるんとした食感と口の中に広がる旨味…。
正直、いままで食べてきた生牡蠣の中で№1のおいしさでした。
写真右は、市場にはなかなか出回らない生まれて一年未満の牡蠣。
「初雫(はつしずく)」とつけられたネーミングも素敵です。
お味は瑞々しい!この一言!
審査会後、
生牡蠣を探していたレストランオーナーにこの牡蠣の話をしたところ、
早速、シェフやスタッフを引き連れ視察に行ったようで、
なんと12月より、アミュプラザくまもと7階「The Seafood Beer Station KAEN」でこの牡蠣が提供されています!
https://www.jrkumamotocity.com/amu/restaurants/A7F02
熊本市内で「天草牡蠣塔の崎」が食べられるなんて!
牡蠣好きの方はぜひ、この機会に味わってみてください。
元「リビング熊本」編集長
現在はコミュニケーション・プランナーとして、企業の商品やサービスに関するアドバイザリー業務に従事している。
首都圏有名レストランのシェフ、料理研究家、飲食コンサルタントなど“食”のプロフェッショナルとの幅広いネットワークを持ち、地域産品の商品開発から販売促進までのトータルサポート業務およびブランディング業務も行っている。
ほか大学の講師(地域メディア論)など。