野菜王国くまもとすむーじぃ20

まさに、飲むサラダ!今が旬の「ブロッコリー」で腸美人に!?

栄養価が高く、鮮やかな緑色のブロッコリーは、さっとゆでるだけでビタミン・ミネラルがとれる手軽さとサラダから炒め物など調理の幅が広いので、人気の緑黄色野菜です。冷涼な気候を好むこの野菜は、寒くなるほどにおいしさが増していきます。

野菜不足の解消にもなり、食物繊維も豊富に含むので便秘の予防や解消にも期待できます。まさに、腸からキレイに! 脂質が少なめの豆乳をベースにしてカロリー控えめにしたブロッコリーとバナナのスムージーご紹介します。

 

★ブロッコリー+バナナ+豆乳のスムージー★

材料(できあがり約250ml)
ブロッコリー   4房(さっとゆでるか、電子レンジで30秒ほど加熱する)
バナナ      1本(皮をむき、一口大にちぎる)
豆乳       1/2カップ

作り方
1)ミキサーにブロッコリー、バナナを入れ、豆乳を加えてなめらかになるまで回す。

 【Recipeのポイント】
女性ホルモンと同じようなはたらきをするイソフラボンを低カロリーな豆乳をベースに、栄養価高いブロッコリーとすばやくエネルギー源になるバナナがはいって腹もちも良いので小腹がすいたときにもおススメです。


<ブロッコリーのこと>
食べているのは「つぼみ」。ブロッコリーの頭頂部、緑のつぶつぶは、ひとつひとつが花のつぼみで「花蕾」と呼びます。花蕾と花茎(皮を厚めにむいて使用)では火の通りが異なるので、調理するときは気を付けて!また食べる時には食感の違いも楽しんでみてください。

栄養は…
アブラナ科の野菜で抗酸化作用が高いと注目されていますが、レモンの約2倍もあるビタミンCはじめ、カロテン、ビタミンE,葉酸や鉄、食物繊維もが豊富で、疲労回復や肌荒れ、高血圧予防や糖尿病などの生活習慣病予防にもおすすめです。
免疫力を高めるはたらきがあるアブラナ科特有の辛み成分イソチオシアネートは、細胞が壊れることで生成されるのでよく噛んで食べることがポイントですから、ミキサーにかけてつくるスムージーやスープで摂るとより効果的。

<豆乳のこと>
ポリフェノールの一種のイソフラボンが、女性ホルモンのようにはたらき、更年期症状の緩和や骨粗しょう症予防に効果を発揮します。ビタミンEや鉄の供給源にもなります。



熊本県内の大産地 八代を訪ねて…
熊本県でも、JAやつしろでも重点野菜のひとつとして位置づけられているブロッコリー。2017年の熊本県の生産量は4080tで、全国11位でしたが、八代地域ではその95%を担い、年々増加している栽培面積も432haと県内最大の産地です。写真は、八代市郡築11番町の喜多川容紫子さんの畑です。

この記事を書いたひと

持田 成子

vege-table代表/野菜ソムリエ上級プロ/フードツーリズムマイスター/女子栄養大学生涯学習講師/くまもとふるさと食の名人

女子栄養大学在学中に[野菜のビタミン・ミネラルの季節変動]研究に携わったことがきっかけで野菜ソムリエの資格を取得。正しく食べることは「病気の予防=健康につながる」をモットーに予防医学を学んだ野菜ソムリエ上級プロとして食育や、レシピ開発、産地コーディネートなど食と農の周りで活動中。

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