野菜王国くまもとすむーじぃ16

かぜをひいたら、ビタミンCをたっぷり補給!

空気が澄んで秋晴れの日が続きますが、今季はまだまだ日中が真夏日のような暑さ、朝夕の気温差でかぜなど召されていませんか。かぜをひいてしまったらいつもより多めにビタミンC をとることが特効薬。ビタミンC豊富な柿と青ゆずで補給。体を温める作用のショウガをプラスして万全の対策になる組み合わせをご紹介します。かぜのひきはじめにもおススメです。


材料出来上がり 200ml分
柿   1個
青ゆず 1/3個
しょうが 1/2かけ
水    50ml

作り方
1)柿は皮をむいてヘタと種をのぞき、一口大に切る。
2)青ゆずは絞る。
3)しょうがは皮をこそげて、すりおろす。
4)ミキサーに柿と青ゆずの果汁、しょうがのすりおろしをいれてなめらかになるまで回す。



<柿のこと>
中国が原産で、奈良県では大和朝廷の時代から栽培されていたとの記録が残されているくらい、古来より日本人に親しまれてきた果実のひとつです。
大きく分けて「甘柿」と「渋柿」に分類でき、受粉に関係なく渋が抜ける「完全甘柿」、受粉で種ができることにより渋が抜ける「不完全甘柿」、受粉しなくても結実する単為結果で渋抜きが必要な「渋柿」です。品種の数は1000を超えるといわれ、地方品種もたくさんあります。熊本県では「太秋」が有名で「太秋」としては生産高全国1位を誇ります。

栄養・機能性
昔から「柿が赤くなると医者が青くなる」ということわざがあるように、柿はビタミン・ミネラルが豊富です。ビタミンCは100g(約1/2個)あたり70㎎。・抗酸化作用が高いβカロテンやβクリプトキサンチンも豊富。体内の余計な塩分を排出してむくみを防ぐカリウムが豊富。渋味成分タンニンにはアルコール分解作用があり二日酔い解消に効果的です。


<ショウガのこと>
年間生産高全国2,3位を誇る熊本県のショウガ。中山間地域での栽培が盛んで、主な産地は、八代市東陽町や宇城市小川町…。県全体の約8割を占めています。

栄養・機能性
爽やかな辛みの主成分はジンゲロール。加熱するとショウガオールに変化します。強力なたんぱく質分解酵素を持ち、肉を柔らかくします。発汗や消化を促進するほか強力な殺菌力も持ちます。

この記事を書いたひと

持田 成子

vege-table代表/野菜ソムリエ上級プロ/フードツーリズムマイスター/女子栄養大学生涯学習講師/くまもとふるさと食の名人

女子栄養大学在学中に[野菜のビタミン・ミネラルの季節変動]研究に携わったことがきっかけで野菜ソムリエの資格を取得。正しく食べることは「病気の予防=健康につながる」をモットーに予防医学を学んだ野菜ソムリエ上級プロとして食育や、レシピ開発、産地コーディネートなど食と農の周りで活動中。

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