野菜王国くまもとすむーじぃ12

夏の訪れを告げるびわとトマト

今回ご紹介するスムージーは、
夏の訪れを告げるびわと、リコピン豊富なトマト。
生活習慣病の予防に良い組み合わせです。

多くの果実が品種をリレーしながら長い期間楽しめる中、
この「びわ」は5月から6月にかけてしか味わえない
季節感あふれる果物です。
寒さに弱いびわは、温暖な気候の天草地域の特産物。
天草の潮風を浴びて育ったさわやかな甘さのびわと
干拓地でミネラル分たっぷりに育つトマトのマリアージュのスムージーをご紹介します。

★びわ+トマトのスムージー★

<材料> できあがり約
150ml
びわ    中くらい5
トマト   中1
オリーブオイル 小さじ1

<作り方>
1)びわはへそからヘタにむかって皮を手でむいて、2つに割り種をとる。
2)トマトはヘタをとって4つ割にする。
3)ミキサーにびわとトマトを入れてなめらかになるまで回し、オリーブオイルを加えてグラスに注ぐ。

<Recipeのポイント>
強い抗酸化作用を持つβカロテンとポリフェノールの一種クロロゲン酸を含むびわと、同じくβカロテンとリコピン豊富なトマトの組み合わせは、生活習慣病予防に良さそうです。βカロテンとリコピンは脂溶性なので、オリーブオイルをプラスすると吸収率がアップします。

<天草びわのこと>
大正末期から昭和初期にかけて茂木びわの実生を育てたのが「天草びわ」の栽培のはじまりと言われています。天草のびわは甘く、肉質がやわらかく、比較的大粒なのが特徴です。冬でも温暖な天草地域では生産者の努力で高品質のびわが出荷し続けられています。

びわの見分け方
全体的にハリがあるふっくらしたもの。表面のうぶ毛があまりとれていないものがおいしいびわのサイン!

保存方法
ほかの果物のように追熟して甘みが増すというものではないので購入したらできるだけ新鮮なうちに直ぐ!

この記事を書いたひと

持田 成子

vege-table代表/野菜ソムリエ上級プロ/フードツーリズムマイスター/女子栄養大学生涯学習講師/くまもとふるさと食の名人

女子栄養大学在学中に[野菜のビタミン・ミネラルの季節変動]研究に携わったことがきっかけで野菜ソムリエの資格を取得。正しく食べることは「病気の予防=健康につながる」をモットーに予防医学を学んだ野菜ソムリエ上級プロとして食育や、レシピ開発、産地コーディネートなど食と農の周りで活動中。

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